この記事では、私が通っている就労移行支援での職場実習がどのようなものなのかをお伝えします。
※この写真は職場実習で着用するジャンパーとエプロンです。可愛らしい色ですね。
どうもです、「HCap」を執筆しているエドゴンです。
この記事は下記のような方に向けて書いてます。
- 就労移行支援に通いたいと思っている方
- どの就労移行支援に通うか迷われている方
- 就労移行支援にすでに通われている方
- 「HCap」に興味がある方
この記事の結論から先にお伝えすると、結論は以下の通りです。
本日は、前半では就労移行支援でやることについて、後半では私が行っている職場実習について解説します。
就労移行支援でやること
就労移行支援の事業所も数多くあるので、今回は私が通っている就労移行支援のことをお伝えします。
座学はほとんどない
ワードやエクセルのお勉強をするとか、パソコンのお勉強をするとか、資格のお勉強をするとか、一切ありません。就労移行支援の事業所によっては、お勉強がメインの場所もあると聞きますが、私が通っている就労移行支援は仕事に向けた作業が中心になります。
仕事に向けた作業が中心
仕事に向けた作業とは?と疑問に思われる方もいると思いますが、例えば以下のようなものです。
- パソコンでのお仕事体験
- チラシの折り作業
- お掃除
- SST、ジョブサポート
- カフェでの接客、皿洗い
- 職場実習
主にこのようなことを行います。作業の中で疑問に思ったことは聞いたり、わからないことは質問をしたり、報連相(報告、連絡、相談)の仕方を学ぶことができます。きっと就職後に役に立つでしょう。
報連相など、座学中心の就労移行支援では学べないことを学べています。
SST、ジョブサポート
SSTが週に1回、ジョブサポートが週に1回あります。ジョブサポートとは就職をするための知識を教えていただく機会のことです。SSTやジョブサポートでは、積極的に手を挙げてみんなの前で発言をすることで、度胸がつきます。これは就職後に役に立つスキルとなるでしょう。
手を挙げなくてもみんなに話を振られるので発言をする機会は回ってきます。発言をするのは苦手だという方は、お勉強が中心の就労移行支援に通うことをお勧めします。
たまにジョブサポートでは企業から講師の方を招き、講義を受けられます。内容は生活習慣の改善や、ビジネスマナーなど、仕事をするために欠かせない知識を得ることができます。
カフェでの接客、皿洗い
もうアルバイトみたいですが、カフェで接客や皿洗いを体験できます。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と声を出し、飲食物をテーブルまで運んだり、お水やおしぼりをお持ちしたり、食器洗いをしたり。
就職をする前の準備や体験がカフェでの作業を通して学べるわけです。実際に働くとはどういうことか、わかると思います。
以上のように色々な就労移行支援の事業所があり、勉強が中心で講義を聞くだけの場所もあったり、私が通っている就労移行支援のように就職後の役に立つスキルを身につけられる場所もあったり様々です。自分の特性にあった就労移行支援を選ぶようにしましょう。
就労移行支援では色々な体験ができるんですね。
そうですね。学べることはたくさんあり、障害者の方であれば障害者雇用での就職までサポートしてくれます。一人での就職活動は大変だと思うので、就労移行支援に通ってみることを検討されても良いと思います。
職場実習に行くことになった
就労移行支援に通い始めて8ヶ月目に職場実習が始まりました。
どこで作業をするのか
具体的な場所は言えませんが、私の通っている職場実習はある企業の倉庫での作業になります。倉庫なのでエアコンもなく、冬は寒いですね。夏は経験がないのですが、周りの方は暑かったと言っていました。
通勤時間は30分ほどなので快適です。自転車と電車を利用しています。
作業の流れと拘束時間
大まかな流れですが、以下の通りです。
- 朝のミーティング
- 倉庫で仕分け作業
- 帰りのミーティング
以上です。拘束時間は4時間程度なので、かなり快適で、帰宅してから自分の時間をたくさん確保できます。
障害者の方が就職をする前の準備段階にする職場実習なので、これくらいの拘束時間がちょうどいいですね。
作業内容は仕分け
具体的には言えませんが、例えれば、100個の商品があったとして、A〜Zのカゴに仕分けをするというものになります。1個目の商品はTのカゴへ、2個目の商品はEのカゴへ、といった具合です。簡単な作業ですね。
10kgくらいの重い商品もあるので、腰をやられないようにしなければいけません。
作業内容は障害者の方でもできるものですので、安心して職場実習に行くことができますが、症状の重い方や、向かないと判断された場合は職場実習に行けません。
職場実習で学べること
職場実習といっても企業から依頼されたことを受けて作業をするので、普通のお仕事と何も変わりません。仕事も覚えていかなければ行けないし、わからないことは聞かなくてはいけません。
あいさつ、報連相、仕事を覚えること、仕事をするとはどういうことなのかを学べるわけですね。障害者雇用で働く場合でもお給料がもらえます。お給料は労働の対価です。しっかりと働いて、時給であれば、その働いた時間分のお給料をもらうことができます。
働いたことがない方や、働くとはどういうことなのかをもう一度学びたいときに、就労移行支援を活用できるわけですね。
ちなみに、私が通っている職場実習は工賃が支給されます。しかし最低賃金は保障されません。訓練の場なので、労働とはみなされず工賃は数百円です。
職場実習には慣れましたか?
まだ通い始めて2ヶ月なので、覚えることがたくさんあり、まだまだできることは限られています。先輩の利用者はすごいスピードで仕分けていて、やるべきことも覚えられていてすごいなと感じています。仕事を2ヶ月程度で覚えられるはずがないので、実際に就職をした後も、長く続けて、少しづつ仕事を覚えていければいいなと思っています。
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今日のあとがき
本日は、就労移行支援の職場実習についてご紹介しました。これから就労移行支援を利用するかどうか迷われている方の参考になれば嬉しいです。
以上、就労移行支援で職場実習を体験!、という話題でした。
体にはお気をつけ、お過ごし下さい。
病気を患っておられる方は、無理をせず自分のペースで進んでいきましょう。
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