この記事では、精神科の病院を退院して5ヶ月が経過した私の現在の症状についてお届けします。
どうもです、「HCap」を執筆しているエドゴンです。
この記事は下記のような方に向けて書いてます。
- 退院後、安定して生活ができるのか知りたい方
- 精神科に入院すると回復するのか知りたい方
- 「HCap」に興味がある方
この記事の結論から先にお伝えすると、結論は以下の通りです。
それでは、次からこれらの改善内容について深く考えてみましょう。
私の現在の状況について
本日は、私の現在の状況について、後半では私が精神科の病院に入院して、どこまで回復したのかをお届けします
診断名は統合失調症
私が初めて統合失調症と診断されたのが2013年8月でした。診断されてから6年半が経過しました。
お薬を飲んだり飲まなかったりを繰り返していました。症状が良くなってきたと錯覚したら、その度にお薬の服薬をやめていました。そしてその度に病院に入院。
入院回数は3回あり、入院期間は3ヶ月、2ヶ月半、3年でした。最後の3年は長すぎですね。ただ3年間入院することで得られることも多くありました。
服薬をやめている時の症状は酷いものがあり、幻聴、妄想が重度で、診察を受けるとそのまま入院というパターンが多かったです。
精神科の病院に入院した期間は3年間(得られたこと)
3回目に入院した時の入院期間は3年間でした。長く険しい道でした。
ただ、病状が徐々に良くなっていき、症状も減っていきました。そしてやる気が出てきて、資格試験のお勉強をしたり、ブログをスタートしたりしました。簡単な資格に1つ合格し、ブログも現在まで1年間も続いています。
そして入院中に節約癖が付きました。入院前は、お金を借りて散財をしまくっていましたが、入院をして1年が経過した頃から、将来のためにお金を貯めようと思い始め、節約を決意しました。節約は退院をした今でも続けることができていて、お金も少額ながら貯めることができています。
入院治療は病気の回復もそうですが、それ以外にも得られることが多かったです。
現在はグループホームに入居
入院中はグループホーム探しに苦労しました。グループホームの数がそもそも少なくて、空きが出るのに時間が掛かりました。それが入院期間が延びた理由の一つです。
新潟の実家に帰るという選択肢もありましたが、新潟ではなく東京で生活をしていきたかったので、グループホームの空きが出るのを待ちました。
グループホームでは一人暮らしに近い形で生活ができています。入院中とは天と地ほどの差があり、快適に過ごせています。症状も安定しており、3年間の入院治療は効果があったと実感しています。
資格試験に合格したり、ブログを始めたり、得られるものがあって良かったですね。
入院は決して良いものではありませんが、自分なりに行動して、夢中になれるものを探しても良いと思います。資格試験に合格できたのは嬉しかったし、ブログも現在まで続けられています。
グループホームは見つかって良かったですね。
グループホームを探すのに1年程度の期間が掛かりました。最終的に現在のグループホームに決まり、希望の単身タイプのお部屋なので良かったです。
症状はどの程度回復したか?
後半は、入院前と入院後で症状にどんな変化があったか、症状別にみていきましょう。
幻聴について
まずは幻聴について。入院前は、命令される声が聞こえてました。「仕事をしろ」「言え」などです。通勤中、仕事中、電車の中、スーパーでお買い物をしている時、カラオケ中、家の中、などなどどこにいても聞こえていました。
毎日常に幻聴が聞こえていて、心が休まることもなく、不眠が酷かったです。お薬も飲まない日が多くて、症状も改善されなかったです。入退院を繰り返しました。
そして3年間の入院生活が始まりました。入院後は毎日寝る前にお薬を処方され、飲み続けました。そうしたら幻聴が消えていき、入院してから1年くらいで90%くらいの幻聴は消すことができました。
現在では幻聴はだいぶ改善され、グループホームで一人暮らしの生活ができています。幻聴は完全に消すことはできませんが、就労移行支援に通えるくらいにまで回復しました。
幻覚について
幻覚とは何か幻を見ることなのでしょうか?自分のどの症状が幻覚なのかはっきりとしませんが、多くの人から後を付けられているという幻覚、妄想は酷かったです。
入院治療をすることで、90%程度は改善されました。
妄想について
妄想も酷かったです。どこにいても幻聴が聞こえていたと先ほど書きましたが、幻聴ではなく本当に周りにいる誰かが私に向かって言葉を発していると錯覚していました。
どこにいても私に向かって命令する声が聞こえていたので、誰かに後を付けられているんじゃないかと妄想していました。監視されているという錯覚ですね。自宅には盗聴器、盗撮器が設置されているという妄想もありました。誰が私の後を付けていたのか?悪の組織とでも言いますか、悪い奴らという認識でした。
私の後を付けていてもメリットは何もないはずなのに、暇なやつらだなと思っていました。
入院する前に診察を受け、この症状を医師に話すと、一発で統合失調症だと診断されました。そのまま入院することになりました。
入院後はお薬を服薬し、症状は90%程度は消えたように思います。入院後はかなり楽になりました。
体の痛みについて
私の統合失調症の症状には体への痛みがあります。統合失調症の本を読んでも体の痛みについて書かれている本はなく、とてもレアな症状だということです。入院中に他の患者さんに聞いても体への痛みがある患者さんはいませんでした。主治医に相談をしたら体感幻覚だと言われました。とても恐ろしい症状ですね。
お薬を服用するまでは、痛みが激痛という場合もあったため、仕事が手につかないことも多かったです。
入院治療をし、服薬を継続していたら90%程度の痛みは改善できました。今でもたまに痛みを感じることがあります。
病識について
3年間の入院の前は病識はありませんでした。声が聞こえていましたが、誰かに後を付けられていて自分の近くにいる人が実際に声を発していると錯覚していました。嫌がらせを受けているという感覚ですね。
だからこの声の原因は嫌がらせなのであって、幻聴ではないと錯覚し、お薬は飲んでいませんでした。
3年間の入院をすることで、お薬を飲むようになり、症状が改善。病気だったんだなと思えるようになりました。退院後はお薬を5ヶ月間継続することができています。
お薬をやめると、きっと、幻聴や妄想が再び襲ってくることでしょう。だからお薬はやめられません。
服薬について(通院について)
退院後、通院と服薬は続けられています。もうあんな辛い幻聴、幻覚、妄想体験はしたくありません。症状が酷くなればまた入院ということになります。入院ももうしたくないです。
これからは服薬を続け、グループホーム生活を安定させ、就労移行支援に通い、仕事が見つかれば良いかなと思っています。
主治医から言われたこと
通院先の主治医から言われたことがあります。
「症状が重い時期が長かったから、その時の症状が残っている」と言われました。お薬を飲んでも完全に幻聴や幻覚、妄想を消すことはできないようです。たまに症状は感じますが、無視をするようにすれば良いでしょう。
本日の行動プラン
さて本日の行動プランですが「服薬を継続しましょう」です。服薬を中断すると病気の症状が強く現れ入院をしなければいけなくなる可能性が高くなります。しっかりお薬は飲むようにしましょう。
入院治療をすることで、症状はだいぶ改善されたんですね。
幻聴や幻覚、妄想がだいぶよくなりました。症状は90%程度消えたという感覚です。入院治療は時と場合によっては効果絶大です。病状は良くなるし、やる気も出るかもしれません。
今日のあとがき
本日は、退院後の生活のことや、入院をすれば病状が回復するのかについてみてきました。入院治療は効果あり!問題は患者の取り組む姿勢です。入院中に前向きに取り組めるかで、回復効果も変わってくるでしょう。
入院生活で回復ができたなら、グループホームや一人暮らしでの生活も十分していけるでしょう。症状が良くなってきてもお薬はやめないことをおすすめします。お薬をやめたことで私も何度も入院をしているので。
以上、精神科の病院を退院して5ヶ月(現在感じる統合失調症の症状は?)、という話題でした。
体にはお気をつけ、お過ごし下さい。
病気を患っておられる方は、無理をせず自分のペースで進んでいきましょう。
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