この記事では、私が実際に個人事業主になってみた体験談をお話しします。
どうもです、「HCap」を執筆しているエドゴンです。
この記事は下記のような方に向けて書いてます。
- 障害者の方
- 障害者の方で事業をしてみたい方
- 個人事業主には簡単になれるのか知りたい方
- 「HCap」に興味がある方
個人事業主とは?
本日は、障害者でも個人事業主になれるのか、後半では実際に私が個人事業主になってみた体験談をお伝えします。
まずは個人事業主とは何か簡単にご説明いたします。
個人事業主とはどういったものなのか?
個人事業主とは会社に属さずに個人で事業をする方を言います。フリーランスという言い方もあり、個人で仕事を受けます。
事業の種類としては、YouTuberやブロガーといったネットビジネスをする方もいれば、プログラミングのようなエンジニア、デザイナーなど、種類は多岐に渡ります。
会社員なら毎月決まってお給料がもらえますが、個人事業主は仕事をした分だけ(成果分だけ)の収入となりとても不安定な身分です。「来月も生活できる分だけの収入があるだろうか?」といった不安もつきまといます。しかし会社員は毎月決まったお給料しかもらえないのに対して、個人事業主は仕事を多くすることで、上限もなくたくさん稼ぐことができます。
参入のしやすさですが、ネットビジネスならば、お店を持つのと違って初期費用も掛からず、気軽に始めることができます。
無料で開業できる
個人事業主は法人(株式会社)と違って無料で始めることができます。法人は設立するのに20万円以上の費用がかかるのに対して、個人事業主の場合は、開業届を税務署に提出(無料)すれば開業できてしまいます。(開業届の提出はすぐにしなければいけない訳でもなく、確定申告をする時でOKです。)
例えばネットビジネスをしたい場合、作業場所を自宅にすることで、固定費も今までと変わりませんし、開業するのも無料で、ほぼノーリスクで個人事業主になることができます。
私は今回、ネットビジネス(ブロガー)で開業することとなりました。作業場所は自宅でできて、初期費用も0円(年間でレンタルサーバー代、ドメイン代が掛かります)、ほぼ無料で開業できました。ブロガーの場合、必要なのはお金ではなく時間です。ブログの執筆時間があるかどうかです。
最初は面倒な確定申告も不要
開業初期は思うような成果を上げられない場合も多くあると思います。その場合、確定申告は不要となります。具体的には以下の通りです。
- 事業所得が38万円以下
- 事業所得が赤字
事業所得が年間で38万円以下の場合や、赤字の場合は面倒な確定申告は不要です。だから税務署に開業届を提出したからといって、確定申告をしなければいけないわけでもなく、気軽に開業届を提出できるわけです。
私はブロガーとして開業したわけですが、年間の収入はほぼありませんので、確定申告はしない予定です。
「代表」を名乗れる
開業をして個人事業主になれば、「代表」を名乗れます。なんともかっこいい響き。しかし個人事業主では「社長」は名乗れません。「社長」は法人化しないと名乗れないのです。
もし名刺を作って「代表」と書いておけばインパクトがありますよね。私はお金が掛かるため名刺は作りません。渡す相手もいないですし。
「屋号」を設定(企業の名前のようなもの)
個人事業主の屋号とは企業でいう名前のようなものです。「株式会社◯◯」の◯◯の部分ですね。特に設定しなくても問題はないようです。屋号がない場合は個人名で仕事をもらうことになります。
バレることはない
開業届を提出したからといって誰かにバレることはありません。会社員の場合、一番気になるのは会社にバレないかということ。特に自分から言わなければ会社にバレることはないので、副業として開業するのもいいと思います。最近では副業を認める会社も増えてきているようです。
個人事業主には無料でなれるんですね。
法人のようにお金が掛かるわけでもないので、何かの事業でチャレンジしてみるのも良いかと思います。開業届を提出して、確定申告の時に青色申告をすることで、税金を減額したりできるようなメリットもあります。
障害者でも個人事業主になれるのか?
次に障害者が個人事業主になれるかについて考えてみました。
障害者でもハードルは意外と低い
私は統合失調症を患い症状の重い時は、幻聴、幻覚を体感していました。しかし入院治療や薬物療法を行うことで症状も軽くなっていき、現在ではたまに感じる程度まで症状が改善しました。症状が重い時は何かをしたいという気にもなれませんでしたが、徐々に軽くなっていき、意欲も出始めました。
つまりですね、症状が軽い人であれば、個人事業主として何か事業をすることは可能ということです。意欲があればそれだけで十分です。事業によっては初期投資がないなど無料で始められるものもあるので、ハードルは低いですね。
売上を上げられなくても障害年金がある
個人事業主になっても売上がないなんてことはざらにあるでしょう。特に初期の段階ではなおさらです。しかし障害者の場合は、障害年金がありますよね。
インターネットの情報ですが、開業届を出すことによって障害年金が止められることはないと書かれていました。障害年金はあくまでも、障害の程度によって級が決まるということです。例えば、個人事業主として働いて収入が仮にあったとしても病気の症状がある程度あれば、障害年金ももらえるということです。
障害者の方の場合、ピンチはチャンスです。障害年金をもらいながら個人事業主として活動ができるのです。
障害者雇用で働きながら個人事業主として副業する
副業を認めている会社であれば、障害者雇用で就職をした後も個人事業主として活動ができます。
私も将来は障害者雇用で軽作業などの仕事に就きたいと思っています。軽作業なのでそれほどストレスもない仕事だと思いますので、自宅に帰ってきてからブログの活動をすればいいですし、平日はどうしても無理そうなら休日だけでもいいですよね。
もし両立ができれば、収入も増え、ブログのスキルアップにもつながりますし、一石二鳥です。あと就職活動の時には、「ブログを頑張っています」と面接でアピールすることもできますよね。
開業の届出をすることでモチベーションが上がる
障害者の場合だけではないですが、個人事業主として事業をする場合、届出をした方がモチベーションアップにつながります。
国に自分が事業を開始したことが伝わるので、「しっかりと働かないとな」と意識することができます。人の目があるので、「売上をたくさんあげてやるぞ!」と思えたり、恥ずかしいこともできません。せっかく開業したんだから、「辛くても続けよう」と思えたりもします。
障害者でも安心して開業届を提出できるわけですね。
会社で働いている障害者の方であれば、もちろん会社に開業をしたことが伝わることもないですし、障害年金が止められる心配もありません。意欲があれば個人事業主としてチャレンジした方がいいわけです。
実際に個人事業主になってみた
本日(2020年4月22日)ですが、さっそく開業届を税務署に提出しに行ってきました。個人事業主としての収入はほぼないですが、モチベーションが上がるかなと思いました。
事業内容は?
事業内容はブログの執筆です。ブログ「HCap(エイチキャップ、ハンディキャップ)」の運営ですね。いわゆるブロガーといわれているものです。
ブログは最初の内が一番大変と聞いています。せっかく記事を書いたのに誰にも読まれないとモチベーションが落ちていくんですね。だからブログは途中でやめる方が多いと言われています。
現在、就労移行支援に通っていますが、時間はあるのでブログにチャレンジしてみます。
開業freeeで無料、簡単に開業届を作成
開業届は昨日作成しました。わずか10分で入力、作成完了!どのように作成したのかですが、開業freeeの公式ホームページで簡単に作成できます。
電子申告対応・開業手続きがオンラインで完結する「開業freee」
開業freeeに会員登録をし、質問事項に答えるだけで開業届が完成します。以下のような質問がありました。一部を載せておきます。
- どのような仕事をする予定ですか? していますか?
- その仕事はいつから始めますか? もう始めていますか?
- 収入はいくらくらいになりそうですか? 目指していますか?
- 屋号があれば入力しましょう
- 個人情報の入力
全ての質問に答えると自動的に開業届と所得税の青色申告承認申請書が出来上がります。
税務署に行って開業届を提出してきた
開業freeeで出来た書類をセブンイレブンで印刷し、税務署に持って行きました。書類に印鑑を押す場所があるので印鑑を持って行きました。また税務署ではマイナンバーの提出も求められました。
以上のように障害の状態が軽い方であれば、簡単に開業届は作成できますので、是非開業freeeを利用して作成してみましょう。
個人事業主になられたわけですね。
晴れて個人事業主になれました。開業したことは、グループホームや就労移行支援の方には内緒にしておこうと思います。仲の良い友達には言うかもしれません。ブログのURLは教えないですけどね。
電子申告対応・開業手続きがオンラインで完結する「開業freee」
今日のあとがき
本日は、障害者でもやる気さえあれば個人事業主になれることについてお伝えしました。実際に私も無事に個人事業主になれました。売上はないですが、ゆっくりマイペースに執筆活動を続けていけたらいいなぁと思います。
以上、障害者の私が個人事業主に!ブロガーとして開業してみた体験談(超簡単)、という話題でした。
体にはお気をつけ、お過ごし下さい。
病気を患っておられる方は、無理をせず自分のペースで進んでいきましょう。
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