この記事では、初心者小説の第25弾といたしまして、「精神障害者 騒音事件」をお送りします。
※この写真はイメージです。
どうもです、「HCap」を執筆しているエドゴンです。
この記事は下記のような方に向けて書いてます。
- 小説が好きな方
- 初心者小説を読んでみたい方
- 精神障害者に関する小説を読んでみたい方
- 手軽に読める小説を読んでみたい方
- 「HCap」に興味のある方
序章
東豪くんは統合失調症と診断されていて、最近は体調がすぐれずに一人暮らしをなんとかしていました。アパートの2階に住んでいます。ある日、幻聴とのやり取りや幻覚のせいで大爆発をすることになりました。
幻聴「死ねー、刑務所に行け、お前は無能だ。何もできないクズだ。」
東豪くん「なんだと!またお前か。消えうせろ。」
東豪くんは幻聴により精神的に追い詰められていました。また幻覚もあり、お部屋の壁に敵が見えるようになっていました。
幻聴「暴れろ!」
東豪くん「なんだと、もう許さん。ぐおおぉぉ。」
ドーンドーン。
東豪くんは幻聴の挑発に乗り、壁に映った敵に向かって拳を振りかざしました。
東豪くん「これで懲りたか。」
東豪くんは一人暮らしをしていたお部屋の壁を殴ってしまい、穴が空いてしまいました。
東豪くん「テメェが悪いのになんで俺が被害を被らなければいけないんだ?壁の修理費はお前が払え。もう許さん!」
幻聴「もっと暴れろ!」
近所から苦情が
東豪くんは窓を開け大声を上げました。
東豪くん「ぐおおぉぉぉ。きえーー。」
大声を聞き近所の人が東豪くんの方をちらっと見ました。
東豪くん「何見てんだ、このくそババァ。ぶっ殺すぞ。消え失せろ。」
近所の人「ああ怖い怖い。」
東豪くん「ぐおおぉぉぉ。きえーー。」
東豪くんは窓の外に向かって奇声を発しました。
東豪くんは幻聴や幻覚のせいで冷静さを失ってしまっている状態です。かなり危険ですね。
こんこん。
東豪くん「誰だ?」
近所の人「隣のものです。少し静かにしてもらえませんか?」
東豪くん「何様のつもりだ?俺様に命令してんじゃねーぞ。殺すぞ。」
近所の人「きっと病気なのね。可哀想に。」
東豪くん「はぁ?何をわかったつもりでいる?許さん!」
東豪くんは包丁を持ってきました。
東豪くん「これ以上命令すると刺し殺すぞ。」
近所の人「ひえぇ、お助けを。」
隣の人は恐怖を覚え帰って行きました。隣の人はすぐに警察に通報しました。
警察官とのやりとり
警官「大丈夫ですか?」
近所の人「隣の人が包丁を持ってきました。怖いです。このアパートから追い出してください。いつか殺されます。」
こんこん。
東豪くん「誰だ?」
警官「警察です。」
東豪くん「警察が何のようだ?殺すぞ。消え失せろ!」
警官「あなたの声が近所まで聞こえているらしいですよ。」
東豪くん「だからどうした?」
警官「あと包丁を持ってきたと言っています。」
東豪くん「頭に来たから包丁を持ってきただけだ。」
警官「とりあえず興奮しているようなので落ち着いてください。取り返しのつかないことにはしたくありません。」
東豪くん「帰れ!」
警官「近所の人が怖がっています。もう大声とか包丁とか止めていただけると約束できますか?」
東豪くん「はいはい。」
警官「今日はこれで帰ります。何もしないでくださいね。」
バタン。
逆ギレ
東豪くん「ぐおおぉぉぉ。許さん!許さんぞぉ!警察を呼びつけるとは何という奴らだ。」
東豪くんは窓を開けました。
東豪くん「誰だー警察を呼んだのはー。がはぁぁぁ。」
東豪くんは窓の外へ向けて大声で叫び出しました。近所の人たちが何事かと東豪くんの方を見ました。東豪くんは取り乱し、今にも暴れ出しそうでした。
東豪くん「何を見ているてめえが犯人か!」
近所の人は自分に危害が加わることを恐れ、一目散に逃げていきました。
東豪くん「どいつもこいつも最低な奴らだな。」
幻聴「ふっはっはっはっはー。死ね!刑務所へ行け!」
東豪くん「くおおおぉぉ!」
近所の人「隣の人は大きな声で何を言っているんだろう?私にも危害が加わるかもしれない。警察にもう一度言った方がいいかな。」
ドーンドーン。
東豪くんは壁を叩き始めました。東豪くんに見えている壁に映った敵に対して攻撃を仕掛けたのです。
東豪くん「てめぇが犯人か!暴言に不法侵入に、許されん。死ねー。きええええ〜い!」
ドーンドーン。ドッカーン。
東豪くんは壁を殴り続けました。手がジーンと痛みました。壁はもうボロボロです。もう完全に統合失調症による幻聴、幻覚に惑わされているのです。
こんこん。
東豪くん「誰だ!」
警官「警察です。」
東豪くん「またてめぇか。消えろと言っただろ。」
警官「そうもいかないんですよ。すごく大きな音が聞こえています。近所の人の話では大声と壁を叩く音が絶え間なく聞こえてきて迷惑だと言っています。このままだと大家さんに言わなければいけません。」
東豪くん「うるせぇんだよ、てめぇは。」
ドーン。
東豪くんは玄関のドアを蹴り飛ばしました。
警官「危険ですね。」
立ち退き命令
東豪くん「くおおぉぉ!きええぇぇーい。」
ドーン。
そして1時間後、大家がやってきました。鍵を開け、大家と警官がお部屋に入っていきました。
大家「これはひどい有様だ。壁が穴だらけじゃないか!」
大家は東豪くんの胸ぐらを掴みました。
大家「何してくれてんじゃぼけぇ!大事な部屋を。」
東豪くん「がっはっは。壁が生意気だったからな。この壁は俺を監視しているんだ。」
大家「何を訳のわからんことを。精神病院にぶち込んでやる。改修費をたんまり請求させてもらうからな。たった今をもってお部屋は解約!荷物は全て処分。いいな!」
警官「被害届を提出されますか?」
大家「もちろんだ。」
こうして東豪くんは器物損壊容疑で警察署へ連れて行かれました。またボロボロになったお部屋の壁の改修工事も行われました。
大家「ひどい入居者だった。改修工事に50万円もかかるとは・・・あの野郎が50万円も払えるとは思えんが、一応請求でもしておくか。」
東豪くんは統合失調症だったため精神病院に入院することになりました。請求額はもちろん払えるはずもなく、全員が不幸になった今回の事件は終わりを迎えました。東豪くんはその後、退院したようです。
今日のあとがき
私の初心者小説の第25弾はいかがでしたでしょうか?今回は精神障害者についての内容となりました。まだまだ小説については勉強中です。また次回作もお楽しみに!
以上、【初心者小説】025.精神障害者 騒音事件、という話題でした。
体にはお気をつけ、お過ごし下さい。
病気を患っておられる方は、無理をせず自分のペースで進んでいきましょう。
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