【初心者小説】AI屋台 第14話「勇気の印」

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この記事では、初心者小説「AI屋台シリーズ」の第14弾といたしまして、「勇気の印」をお送りします。

※この写真はイメージです。

どうもです、「HCap」を執筆しているエドゴンです。
この記事は下記のような方に向けて書いてます。

  • 小説が好きな方
  • 初心者小説を読んでみたい方
  • 最先端技術のAIについての小説を読んでみたい方
  • 手軽に読める小説を読んでみたい方
  • 「HCap」に興味のある方
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序章

イツキ「俺はイツキ。標準の共学校に通う平凡な高校生だ。今の今まで女性関係は全くなく付き合ったこともなければお話をしたこともない。」

イツキは学力は普通、運動神経も普通で、これといって取り柄のない男子だった。

同学年に気になっている女子がいたが特に何もアクションを起こすこともなく1年がすぎた。

2年生になったイツキは気になっている女子と同じクラスになった。紅葉ちゃんという名前らしい。

イツキ「可愛いなぁ。見ているだけで癒される。」

イツキは告ることはせず発展もしていかなかった。

友達「イツキ!お前、紅葉ちゃんが好きなんだろ!」

イツキ「そ、そんなわけがないだろ!」

友達「お前を見ていればわかるさ。早くしないと誰かに取られるぞ。」

イツキには告白をする勇気がなかった。自分に自信があるわけでもないし、なんの取り柄もない。

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きっかけえんぴつ

イツキは学校からの帰り道にAI屋台を発見した。

イツキ「こんなところに屋台が・・・」

エドゴン「いらっしゃいませ。」

イツキ「どんな商品が売られているのですか?」

エドゴン「AIスキャンをすれば今のあなたにぴったりな商品が出現します。いかがですか。」

イツキ「やってみます。」

びろろろろーん!!

わずか3分ほどでAIスキャンは終わった。

エドゴン「おおこれは!きっかけえんぴつでございます。」

イツキ「なんですか、きっかけえんぴつって。」

エドゴン「それは使ってみなければ効果は分かりません。」

イツキ「いくらですか?」

エドゴン「100円でございます。」

イツキ「じゃあ試しに買ってみたいと思います。」

エドゴン「お買い上げありがとうございます。」 

イツキ「安かったから買ってみたけど、一体どんな効果があるんだ?明日学校で使ってみるか。」

翌日。

カランコロン。

イツキはきっかけえんぴつを床に落としてしまった。

紅葉「あっ。これ。」

紅葉はイツキが落としたきっかけえんぴつを拾った。

イツキはドキッとした。

紅葉「どうぞ、落としましたよ。」

イツキ「あ、ありがとう。」

これがイツキと紅葉の初めての会話だった。

イツキ「そうか、きっかけえんぴつとは、好きな人と会話をするきっかけを与えてくれるえんぴつだったんだ。」

少しだけ仲良く

イツキはますます紅葉のことが好きになっていった。

イツキ「これ、お礼。」

紅葉「あっ、缶ジュース。ありがとうございます。」

イツキは紅葉にお礼をした。

イツキ「良い天気だね。」

紅葉「そうですね。気持ちが良いです。」

イツキと紅葉は気まずそうにベンチに座りながら空を眺めていた。

紅葉「缶ジュース、ありがとうございました。そろそろ授業が始まるので戻りましょう。」

イツキ「そうだね。」

勇気の印

イツキは学校の帰り道に再びAI屋台を発見した。

エドゴン「いらっしゃいませ。」

イツキ「前回のきっかけえんぴつとても良かったです。今日はどんな商品を売っているんですか?」

エドゴン「AIスキャンを受けてみられてからのご案内となります。」

イツキ「前回と同じですね。わかりました。AIスキャンをもう一度受けてみます。」

びろろろろーん!!

わずか3分ほどでAIスキャンは終わった。

エドゴン「おおこれは!勇気の印でございます。」

イツキ「どんなアイテムなんだろう?買ってみます。いくらですか?」

エドゴン「1,000円でございます。」

イツキはエドゴンに1,000円を手渡した。

エドゴン「ありがとうございました。」

自分の気持ち

買ってきた勇気の印が光り輝いた。

ピカーン。

イツキ「なんだ?どうなっているんだ。」

イツキは驚いた。

次の瞬間、イツキは紅葉のことを思い出した。

イツキ「紅葉のことが気になって仕方がない。なぜ?俺は紅葉のことが好きなのか?」

そして翌日学校で。

勇気の印が再び光り輝いた。

ピカーン。

イツキ「よし、紅葉に告白してみるか。なぜか知らないがそんな気分だ。」

イツキは紅葉の机に手紙を置いてきた。

手紙「紅葉さん、お話があります。放課後、校舎の屋上に来てくれませんか?待っています。」

告白

そして放課後。

イツキが屋上で待っていると紅葉が来てくれた。

イツキは顔を真っ赤にさせた。

勇気の印がまたまた光り輝いた。

ピカーン。

イツキ「紅葉さん、ずっと好きでした。付き合ってください。」

紅葉「気持ちは嬉しいです。少し考えさせてもらえませんか?」

イツキ「返事待っています。それじゃあ。」

イツキは告白をすることに成功した。

イツキ「そうか、勇気の印とは自分の気持ちに気づくことができて、告白をする勇気が湧いてくるアイテムだったんだ。」

翌日。

紅葉「イツキ君。あの、その。」

イツキ「決まった?返事?」

紅葉「うん・・・OKしようかな。」

イツキ「まじ!ありがとう。」

こうしてイツキは勇気の印のお陰で彼女を作ることができた。永遠にお幸せに。

今日のあとがき

私の初心者小説のAI屋台シリーズの第14弾はいかがでしたでしょうか?今回は告白についての内容となりました。まだまだこれからだと思っています。また次回作もお楽しみに!

以上、【初心者小説】AI屋台 第14話「勇気の印」、という話題でした。

体にはお気をつけ、お過ごし下さい。
病気を患っておられる方は、無理をせず自分のペースで進んでいきましょう。

初心者小説
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HCap(エイチキャップ、ハンディキャップ)を運営しているedogonと申します。
統合失調症を患い3年間入院をしていました。現在は退院し、精神障害者向けグループホームに入居しました。障害年金2級を受給しています。生活費4万、借金返済2万で節約生活を実践!統合失調症やグループホームについての体験談をブログやYouTube、ツイッターで情報発信しています。就職せずに起業をします!!

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