この記事では、初心者小説「AI屋台シリーズ」の第21弾といたしまして、「刑務所脱獄の粉」をお送りします。
※この写真はイメージです。
どうもです、「HCap」を執筆しているエドゴンです。
この記事は下記のような方に向けて書いてます。
- 小説が好きな方
- 初心者小説を読んでみたい方
- 最先端技術のAIについての小説を読んでみたい方
- 手軽に読める小説を読んでみたい方
- 「HCap」に興味のある方
序章
小島「俺は小島。強盗殺人で刑務所に服役中だ。20年の実刑判決、厳しすぎるぜ。出所する頃には40歳を超えているだろう。」
刑務所の中の仕事は単純労働が多くて、小島は嫌気が差していた。
小島「こんなところに20年もいなければいけないのか、チッ!」
よそ見をしていたため小島はフラフラしている老人とぶつかった。
小島「何やってんじゃぼけぇ。ぶつかっただろ。謝れ。」
監視員「何事だ!」
小島「このジジイがぶつかりやがったんだ。」
監視員「まあまあ、このおじいさんはフラフラしているんだ。仕方がない。」
小島「チッ!仕方がねぇ。今度ぶつかったらただじゃおかねえからな。」
小島の怒りは頂点に達していたが、なんとかこらえることができた様子。
小島「楽しみは飯くらいなもんだな。チッ!」
夢を見た
小島はいつもの通り、今日も眠りについた。
小島「ここはどこだ?俺は一体。」
エドゴン「いらっしゃいませ。」
小島「なんだ?誰だあんたは?」
エドゴン「ようこそAI屋台へ。」
小島「屋台だと。なぜ屋台にいるんだ?」
エドゴン「AIスキャンを受けてもらいます。今のあなたにふさわしいアイテムが出現しますよ。」
小島「訳がわからんがまあいいだろう。」
小島はAIスキャンを受けさせてもらった。
びろろろろーん!!
わずか3分ほどでAIスキャンは終わった。
エドゴン「おお、これは!刑務所脱獄の粉でございます。」
小島「なんだそりゃ。刑務所から脱獄なんてできる訳がないだろう。」
エドゴン「それは使ってみなければわかりません。お代は結構です。」
小島「刑務所にいるからお金を払えないってわけか。まあ無料なら使ってみてもいいかな。」
小島は目を覚ました。
小島「はっ!」
・・・
小島「なんだ、夢か。・・・枕元に何かあるぞ。なんだこれは?粉か。・・・もしかして夢ではなかったのか?」
刑務所脱獄の粉
小島「確か刑務所脱獄の粉とか言ってたな。粉でどうやって脱獄するんだよ。意味がわからん。」
小島は試しに腕に粉を振りかけてみた。
パラパラパラ。
なんと粉を振りかけた小島の腕が消えていった。
小島「すごい。なんて粉だ。これを全身に振りかければいいわけか。」
小島は刑務所脱獄の粉を全身にまんべんなく振りかけてみた。
パラパラパラ。
小島「すごい!体が消えている。」
小島は体を消すことに成功した。監視員がふと小島の部屋を覗くと。
監視員A「あれ?小島がいないぞ。」
監視員B「どこに行った?探し出せ!」
監視員10人で小島を探したが透明になった小島を見つけられず。
監視員A「小島が脱獄をした可能性があります。」
監視員長「これは問題だぞ。何をやっていたんだ!しっかり見張っていたのか?」
監視員B「脱獄などできるはずがありません。」
監視員長「なんとしてでも探し出せ!」
監視員A、B「ははっ。」
小島「しめしめ。姿が見えないから脱獄も楽勝だな。」
サッサッサ。
小島は監視員のスキを見て扉から外に出ることに成功した。監視員は懸命に小島を探しているが一向に見つけることができないでいた。
監視員長「何をしているんだ。そんなに遠くには行っていないはずだぞ。しっかり探せ。」
小島「本当に刑務所というところは厳重だな。監視員の多さにびっくりだ。そして脱獄ができないように扉がいくつもある。」
脱獄
小島「よしよし、だいぶ進んだぞ。出口も近いはずだ。姿が見えないってすごいアイテムだな。」
小島は刑務所内を進んでいき出口付近まで辿り着いた。
監視員長「警察に連絡しろ。刑務所付近を緊急警備だ。」
そしてついに小島は刑務所から外に出ることに成功した。
小島「外って素晴らしいな。空気が気持ちいいなぁ。カッカッカ。俺様の完全勝利だ。」
刑務所の周りには警察官も大勢いる様子で、小島もそのことに気づいた。
小島「警察官なんて関係なし。俺は姿が見えないんだ。見つかるはずがない。」
小島はなるべく刑務所から離れて、遠くへ行こうとした。お金を持っていなかったが、姿が見えないからバスでの移動も無料でできた。
空腹
小島はバスでだいぶ移動し、とある公園にやってきた。そこでは炊き出しを行っていた。どうやら浮浪者に向けてご飯を提供している様子だった。
小島「これは助かるな。カレーライスがもらえるのか。すごい!」
小島は炊き出しのカレーライスをもらって食べた。
小島「う、うまい!この周辺で暮らすのもありだな。住所を持つと警察にバレる可能性があるから、浮浪者も良いかも。」
気づいた頃には小島にかかっていた「刑務所脱獄の粉」の効果は切れていた。
小島は公園の近くに住むことにした。公園の近くであれば炊き出しの食事が毎回食べれるからだ。そして住所を持たなければ警察にバレることもない。小島の新生活がこうして始まった。
数年後・・・
刑務所を脱獄して数年が経つが、小島はまだ警察には見つかってはいなかった。小島はこのまま逃げ切れると思って、公園の近くで今日も生活を送っている。
今日のあとがき
私の初心者小説のAI屋台シリーズの第21弾はいかがでしたでしょうか?今回は刑務所についての内容となりました。まだまだこれからだと思っています。また次回作もお楽しみに!
以上、【初心者小説】AI屋台 第21話「刑務所脱獄の粉」、という話題でした。
体にはお気をつけ、お過ごし下さい。
病気を患っておられる方は、無理をせず自分のペースで進んでいきましょう。
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