この記事では、初心者小説「AI屋台シリーズ」の第3弾といたしまして、「自動運転車」をお送りします。
※この写真はイメージです。
どうもです、「HCap」を執筆しているエドゴンです。
この記事は下記のような方に向けて書いてます。
- 小説が好きな方
- 初心者小説を読んでみたい方
- 最先端技術のAIについての小説を読んでみたい方
- 手軽に読める小説を読んでみたい方
- 「HCap」に興味のある方
序章
高山「俺は高山。ダメダメな発明家で仕事では成果をあげられていない。タバコを吸いまくり肺はボロボロである。今日も仕事の帰り道、道端にある喫煙所でタバコをふかしていた。その喫煙所から目に入ったAI屋台という文字。気になって尋ねてみることにした。」
エドゴン「はい、いらっしゃい。」
高山「何が売られているんですか?」
エドゴン「AIスキャンをすればわかることでございます。」
高山「じゃあ、そのAIスキャンというやつを頼むよ。」
びろろろろーん!!
わずか3分ほどでAIスキャンは終わった。
エドゴン「タバコやめーるでございます。」
高山「タバコやめーるだって?なんだかタバコのような形をしているけど、このタバコやめーるを吸えばタバコがやめられるっていうことなのか?そんなバカな。そんな簡単にタバコがやめられたら苦労はしないよな。一応聞くけどいくらなんだい?」
エドゴン「1,000円でございます。」
高山「おお、安いな。買うよ。」
エドゴン「お買い上げありがとうございます。」
高山「早速、吸ってみるか。」
ぷかぷか。
高山「これはうまい!煙も出ないし。もう普通のタバコはいらないかな。そうか、タバコやめーるとは、普通のタバコよりも美味しく、健康的にタバコをやめられるアイテムだったんだ。これが1,000円とは安い!」
自動運転車
高山は再びAI屋台を発見した。
高山「やあエドゴンさん、また会えたね。タバコやめーるすごく良かったよ。今日もAIスキャンできるんだろ。」
エドゴン「それはよろしゅうございました。今日もAIスキャンをして行かれますか?」
高山「もちろんだ。」
びろろろろーん!!
わずか3分ほどでAIスキャンは終わった。
エドゴン「自動運転車でございます。」
高山「すごい物が出てきたな。これも今の俺に必要な物なんだろ?なんだか高そうだな。いくらなんだい?」
エドゴン「1,000万円でございます。」
高山「1,000万円!ついにぼったくりを始めたか。エドゴンさんふっかけちゃ駄目だぜ。割引できないの?」
エドゴン「割引はございません。」
高山「わかったよ、しゃぁねぇ。お金は用意するよ。」
高山は自動運転車がどんな物なのか想像ができた。きっとすごい物に違いないと思った。そして高山はお金を工面した。発明家は意外と給料が高いようだ。
高山「エドゴンさん。お金、持ってきたよ。」
エドゴン「お買い上げありがとうございます。」
高山「車なんて買う予定はなかったが、これはきっとすごいものに違いない。実際に乗ってみるか。」
自動運転車のすごさ
高山「これはすごい!ハンドルやアクセル、ブレーキがない。なんという最先端な車なんだろう。」
自動運転車「目的地をお願いします。」
高山「すごい!車がしゃべった。そうだな・・・東京タワーをお願いするよ。」
自動運転車「東京タワーでございますね。東京タワーに向かって出発します。」
高山「すごい。勝手に動き出した。」
しばらく走ってみて。
高山「信号機にはしっかり反応して赤信号なら勝手に停まってくれる。前方に車がいたら一定の距離を取ってぶつからないように停まる。すげーなこいつ。」
またしばらく走ってみて。
高山「右左折も完璧だ。左折では車が目視をしているかのように自転車や歩行者が来ていたらしっかり停まって通り過ぎるのを待ってくれる。右折では前方より車が来ていたら、間に合いそうもない場合は通り過ぎるのを待ってくれる。無理な右折はしない。すごい、完璧じゃん!」
またしばらく走ってみて。
高山「車線変更も完璧だ。次の交差点で右折をする場合、前もって右側の車線に車線変更する。あ、危ない!」
子供が突然、目の前に出てきた。
キキーッ!
間一髪、子供との接触をまぬがれた。
高山「今のは危なかった。もし俺が運転をしていたら、気づいてからブレーキを踏んでいても、今のタイミングでは間に合わなかっただろう。この自動運転車がすごく優秀だということがわかった。」
自分の発明
そして俺は自分の発明家という立場を利用して、このAI屋台で購入した自動運転車を自分で発明したことにした。
この自動運転車を大手の車メーカーの人、記者の人、色々な人に体感してもらった。
メーカー「素晴らしい出来です。どうやってこんなに素晴らしい自動運転車を発明されたんですか?」
高山「それは分解・解析をしてみればわかることです。」
メーカー「分解して解析をしてみてもよろしいんですか?」
高山「ぜひやってみてください。」
メーカーの分解・解析には数ヶ月がかかった。
メーカー「自動運転車を分解・解析をした結果、素晴らしい技術が使われていることが判明いたしました。高山さん、あなたの発明は素晴らしいです。」
高山「それは良かったです。」
メーカー「もしよろしければ、この自動運転車を普及させたいと思っているのですが、よろしいですか?」
高山「それはいいですね。ぜひ、皆さんにも乗っていただき、快適な移動空間を楽しんでもらいましょう。」
メーカー「では解析をした自動運転車と同じものをたくさん生産していきます。そして各自動車販売店で展示して、全国で販売していきましょう。」
高山「よろしくお願いします。」
奇跡の大金持ちに
自動運転車の大量生産が開始され、全国での販売が始まった。値段は1,000万円と高額なこともあり、販売台数は少なめだったが、着実に売れていった。
どこにでも安全に運転をして連れて行ってくれる自動運転車は便利な乗り物となり人々に認知されていった。
また自動運転車はサブスクリプションとしても利用できるようになった。月額10,000円を支払えば、スマホで街中で走っている自動運転車を呼ぶことができ、好きな場所に連れて行ってくれるようになった。自分で自動運転車を所有しなくても良いのは画期的だった。そして自動運転車は電気で動くのだ。
メーカー「自動運転車はすごい発明です。高山さんは歴史に名を残すでしょう。」
高山「いえいえ、私がですか?とんでもない。」
発明家の高山は有名になり人々から絶賛された。なぜAI屋台が高山を選んだのかは定かではないが、AIに気に入られることが成功への近道なのかもしれない。
今日のあとがき
私の初心者小説のAI屋台シリーズの第3弾はいかがでしたでしょうか?今回は自動運転車についての内容となりました。まだまだこれからだと思っています。また次回作もお楽しみに!
以上、【初心者小説】AI屋台 第3話「自動運転車」、という話題でした。
体にはお気をつけ、お過ごし下さい。
病気を患っておられる方は、無理をせず自分のペースで進んでいきましょう。
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