【初心者小説】045.化け狸

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この記事では、初心者小説の第45弾といたしまして、「化け狸」をお送りします。

※この写真はイメージです。

どうもです、「HCap」を執筆しているエドゴンです。
この記事は下記のような方に向けて書いてます。

  • 小説が好きな方
  • 初心者小説を読んでみたい方
  • 化け物に関する小説を読んでみたい方
  • 手軽に読める小説を読んでみたい方
  • 「HCap」に興味のある方
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序章

影山「俺は影山。今日は友達と楽しくドライブをしている。さっきファミレスでミックスグリルを食べたばかりだ。」

友達「さっきのファミレス美味しかったな。」

影山「そうだな。ドリンクバイキングの種類も豊富で飽きなかったのが良かった。」

友達「これからどうする?」

影山と友達はたわいもない話で盛り上がっていました。

友達「あ、危ない!」

キキーッ!ドゴゴーン!

友達「た、狸か。」

影山「やべぇ。狸をひいてしまった。急に出てきて危ねぇな。まあ無視無視。」

友達「手当をした方がいいんじゃないか?」

影山「別にいいだろ、狸くらい。」

影山は誤って狸を引いてしまいました。手当もせずに素通りをしました。

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車に傷

友達「じゃあまたな。」

影山「じゃあ、またドライブに行こう。」

影山は友達を送り届けて、自分も帰宅しました。

影山は気になっていた狸をひいた時の跡が車に残っていないかを確かめました。

影山「やっぱりな。車に傷が残っているよ。やっちまったな。狸め。急に飛び出してきやがって。仕方がない、修理に出すか。」

影山はその夜、夜ふかしをしました。

影山「くそっ。修理にいくらかかるか。お金がもったいないぜ。」

深夜の2時をまわった頃、ようやく眠くなってきたので影山は眠りにつきました。

金縛り

影山はぐっすり眠れず、ふと目を覚ますと金縛りにあいました。

影山「くっ!体が動かない。か、金縛りか!」

影山が目を開けると自分の上に狸が座っていました。

影山「ば、化け狸だ!」

影山は驚きました。しかし体が動かせません。

影山「あの時の狸か。飛び出してくるのが悪いんだろ。」

5分後。影山は金縛りから解放されました。影山は全身汗でびしょびしょです。

影山「くっ、化け狸め。」

影山はあの時に車でひいた狸の恨みのせいだと確信しました。相当の恨みの念に取りつかれたのだと思いました。

子供のいたずら

影山「まさか狸の怨霊に取りつかれるとは思ってもいなかったぜ。念の為、盛り塩でもしておくかな。盛り塩をすれば大丈夫だろう。」

影山は盛り塩をして化け狸がいたずらをできないように防衛をしました。しかし次の瞬間、突風が吹き、盛り塩をしたお皿がひっくり返ってしまったのです。影山は不吉な予感を感じました。

盛り塩のことは気にせず、いつものように車でドライブに向かおうとした時、車のそばに子供が立っていました。

影山「ここにいたら危ないぞ。」

子供「・・・」

影山「な、何をしている!」

影山は子供を突き飛ばし、車を見てみると、石で引っ掻き回した後がついていたのです。

影山「何やっとるんじゃボケェ。」

影山は子供を捕まえて親に弁償させようと考えました。

影山「待ちやがれ、このクソガキ。」

子供は人混みへと入っていきました。

影山「誰かその子供を捕まえてください。なんてすばしっこいやつなんだ。」

サッサッサ。

子供は素早く人混みをすり抜けました。

影山「ちぃぃ。待つんだ。」

影山も人混みをなんとか突破しました。

影山「よーし、もう少しだ。」

ガバァ。

影山「ふぅ、捕まえたぞ。お前だな、俺の車に傷をつけていたのは。なぜやったんだ?親に言って弁償してもらうからな。」

狸の仕業

ぽんぽこぽん。

影山「何か言ってみろ。俺の車に傷をつけたのはお前だということはわかっているんだぞ。修理代は10万円くらいにはなるだろうな。」

影山の周りには人だかりができていました。

男性「何を独り言を言っているんだろう。」

女性「かわいそうに。頭がイカれているのね。」

影山はこの人だかりに気付きました。

影山「みなさん聞いてください。このクソガキが俺の車に傷をつけたんです。」

男性「その狸が?」

女性「狸じゃないの?」

影山「狸じゃなくてこのクソガキが・・・」

影山は子供だと思っていたのですがなんと狸であると気付きました。

影山「た、狸だと!そんな馬鹿な!」

ぽんぽこぽん。

影山は恥ずかしい気分になりました。子供だと思っていた相手はなんと狸だったのです。

影山はせっかく子供の親に弁償をしてもらおうと策略していましたが、その願いは叶わず。

影山「ちぃぃ。ちくしょう。狸が化けていたのか。あの時にひいた狸の怨念だったのか。」

車の修理

一体修理にいくらかかるのか。狸をひいて、狸に傷つけられた車を修理に出しました。

修理業者「これはひどいですね。」

影山「はい、狸にやられたんです。」

修理業者「狸が車を。それはひどい。」

数日で修理は終わり、影山は車を引き取りに行きました。

修理業者「傷は全て消せました。修理代金ですが20万円となります。」

影山「そんなに高いんですか!クソ狸め!」

影山は狸をひいてしまったことを不運に思いました。あの子供の化け狸はいったいなんだったのか?狸の恨みが怨念になって子供に姿を変えていたのかも知れません。影山はその後、車は安全運転で走行するようになったとのことです。

今日のあとがき

私の初心者小説の第45弾はいかがでしたでしょうか?今回は化け物についての内容となりました。まだまだ小説については勉強中です。また次回作もお楽しみに!

以上、【初心者小説】045.化け狸、という話題でした。

体にはお気をつけ、お過ごし下さい。
病気を患っておられる方は、無理をせず自分のペースで進んでいきましょう。

初心者小説
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この記事を書いた人

HCap(エイチキャップ、ハンディキャップ)を運営しているedogonと申します。
統合失調症を患い3年間入院をしていました。現在は退院し、精神障害者向けグループホームに入居しました。障害年金2級を受給しています。生活費4万、借金返済2万で節約生活を実践!統合失調症やグループホームについての体験談をブログやYouTube、ツイッターで情報発信しています。就職せずに起業をします!!

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