この記事では、初心者小説の第19弾といたしまして、「パチンコ依存症」をお送りします。
※この写真はイメージです。
どうもです、「HCap」を執筆しているエドゴンです。
この記事は下記のような方に向けて書いてます。
- 小説が好きな方
- 初心者小説を読んでみたい方
- パチンコに関する小説を読んでみたい方
- 手軽に読める小説を読んでみたい方
- 「HCap」に興味のある方
序章
マネヒコは高卒で警備員をしています。毎日の仕事はつまらなく、友達に高校生の時に教えてもらったパチンコでストレスの発散をする毎日を送っていました。
マネヒコ「あーあ、今日も負けた。ちっ。」
ドゴーン!
マネヒコがゴミ箱を蹴飛ばしたことで大きな音が鳴り響きました。マネヒコはパチンコでストレスの発散をしているつもりでしたが、逆にパチンコによりストレスを増大させていたのです。
さて今日はお祭りの日です。なんとパチンコ屋で新台の登場日なのです。パチンコ屋には行列ができていました。マネヒコもその行列の中にいました。
マネヒコ「今日は給料を全て持ってきたぞ。この20万円で新台を制覇してやる。」
マネヒコは早速新台にチャレンジしました。全財産の20万円を少しでも増やせればOKと考えていました。
大負け
マネヒコは胸に期待を膨らませながら新台に夢中になっていました。
マネヒコ「入った!来い来い!こーい。なんだハズレか。まだまだ、今日は20万円も持ってきたんだ、絶対に勝つ!」
午前中が終わりマネヒコは昼食を食べていました。
マネヒコ「くっそ!なかなか当たらねぇ。残りは15万円か。まだまだだ!」
マネヒコは新台の席に戻ると深呼吸をして気合を入れました。そして午後のチャレンジのスタートです。
午後3時。
マネヒコ「くっそー!なかなか当たらねぇ。20万円も持ってきたのは初めてだが、これだけあれば絶対に当たる!こーい!」
マネヒコは新台に夢中ですが、なかなか当たりません。攻略に苦戦している様子ですね。
午後6時。
マネヒコ「残り5万円か。くっそ。当たらねぇ。インチキなんじゃねぇのか。俺からお金を巻き上げようとしているんじゃねぇだろうな。くっそー。」
そしてついにお金が底を尽きそうです。
マネヒコ「くっそ。まだだ。まだ少しある。」
マネヒコは冷や汗をかきました。全財産を失ったら生活ができません。マネヒコは焦りましたが展開が変わることはありませんでした。そしてついにお金が底を尽いたのです。
マネヒコ「くっそー。許さん、許さんぞぉぉ。」
ダーン!
マネヒコはパチンコ台を殴りました。
人質
マネヒコ「おい、テメェ。」
女性スタッフ「はい。なんでしょうか?」
マネヒコ「このイカサマやろう。テメェか俺様の貯金を巻き上げるやつは。」
がしっ。
マネヒコは女性スタッフの腕を掴みました。
女性スタッフ「きゃあ!」
マネヒコ「20万円も持ってきて1度も当たらないなんて、どう考えてもおかしいだろ。イカサマやろうめ、もうただでは済まさん。」
マネヒコはナイフを取り出しました。
お客「危険だ、警察を呼べ!」
店長がやってきました。
店長「落ち着いてください。私が店長です。お客様どうかなされましたか?」
マネヒコ「俺様の20万円返せ!」
店長「それはできません。お客様はお金をパチンコという遊戯を遊ぶために使われたのです。当たりが出なかったのは運が悪かっただけ。たまたまなのです。」
マネヒコ「新台かなんだかしらねぇが、全然当たらないじゃないか!返さないとなればもう許さん!この女がどうなってもいいんだな!」
店長「どうか落ち着いてください。お金はお返しできませんが、ティッシュを配っております。どうかお持ち帰りください。」
マネヒコ「テメェ、俺様をばかにしているのか!許さん!許さんぞぉぉ。この女を殺して俺も死ぬ!」
10分後やっと警察が到着しました。
警察「乱暴なマネはやめて冷静になりましょう。」
マネヒコ「警察が来ても無駄だ。俺に勝てるわけないだろ。」
警察「まずはナイフをこちらに渡してください。」
マネヒコ「今日だけじゃない、前からこの店が嫌いだったんだ。俺のお金をむしり取り、貧乏生活を送らせたこの店がな。」
マネヒコが興奮をした隙を狙って女性がマネヒコの手を噛み砕き、脱出に成功しました。
警察「良かった。お怪我はないですか?」
女性スタッフ「はあはあ。大丈夫です。怖かったですけど。」
マネヒコ「いてぇな、このクソ女。どいつもこいつも俺様をばかにしやがって。」
男の断末魔
マネヒコ「このまま死ぬぞ!いいんだな。」
警察「アホなマネはやめてナイフを渡してください。」
マネヒコ「俺はもう全財産を失ったんだ。死ぬしかないんだ。何が警備員だ。やりたくもない仕事を安月給でやらせて、どれだけ貧乏に我慢してきたか。パチンコをするしかないだろ。死ぬ死ぬ死ぬー。」
警察「今ならまだ罪は軽い、やり直しましょう。」
マネヒコ「こっちに来るな。刺し殺すぞ!」
マネヒコは興奮をしながらナイフを振り回しました。
警察「落ち着いて。」
マネヒコ「許さん。許さん。全ての人間、そしてパチンコにはもううんざりだ。どいつもこいつも俺様を馬鹿にしやがって。死ぬー。」
マネヒコは自分の首元を深く切り裂きました。血が噴き出て血のシャワーが降り注ぎました。マネヒコは最後の力を振り絞って最後に叫びました。
マネヒコ「ぐはあああぁぁ。俺の人生、あっけなかったー。ぐふっ。」
マネヒコの断末魔があたりに響き渡りました。
警察官「何をバカなことを、救急車を呼びます。止血して。」
マネヒコは救急隊員の懸命な処置のお陰で一命を取り留めました。
マネヒコ「チッ。余計なことを。こんなくだらん人生。」
警察官「よかった。治ったら署でお話を聞かせてもらいますよ。まだ死にたいですか?」
マネヒコ「ああ、死にたいね。早くあっちに行けよ、死ぬから。」
警察官「しばらく付き添いが必要ですね。」
マネヒコ「うぜぇ。」
マネヒコは警察に行ったあと、依存症の治療のため専門病院に入院をすることになったとのことです。社会復帰ができるのはいつになることやら。
今日のあとがき
私の初心者小説の第19弾はいかがでしたでしょうか?今回はパチンコについての内容となりました。まだまだ小説については勉強中です。また次回作もお楽しみに!
以上、【初心者小説】019.パチンコ依存症、という話題でした。
体にはお気をつけ、お過ごし下さい。
病気を患っておられる方は、無理をせず自分のペースで進んでいきましょう。
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