この記事では、初心者小説の第72弾といたしまして、「酒に溺れた男の末路」をお送りします。
※この写真はイメージです。
どうもです、「HCap」を執筆しているエドゴンです。
この記事は下記のような方に向けて書いてます。
- 小説が好きな方
- 初心者小説を読んでみたい方
- お酒に関する小説を読んでみたい方
- 手軽に読める小説を読んでみたい方
- 「HCap」に興味のある方
序章
坂田「俺は坂田。ムカつく上司に逆らい会社を退職した。暇だから今日もお酒を飲んで過ごしている。」
坂田は勤めていた会社を退職し、お酒に溺れるようになっていました。
坂田「酒を持って来い。」
奥さん「ほどほどに。」
坂田「俺に逆らうのか!」
バシーン
奥さん「痛い。」
坂田は奥さんに平手打ちをかましました。
坂田「俺はあの上司にムカついているんだ。会社を辞めれてせいせいしたぜ。俺に口答えをするなよ。お前は酒を持ってくればいいんだ。」
坂田は酔っ払っているようです。
坂田「何が仕事だ!何が上司だ!くだらん。俺は働かないぞ。誰が働くか。ゴクゴク。ぷはぁ。酒はうまい!」
奥さん「飲み過ぎよ。」
坂田「言ったな!」
バシーン
奥さん「痛い。」
坂田「俺に逆らうな。」
坂田は酔っ払うと手がつけられなくなるようですね。
生活保護
坂田「生活保護を申請してこい。」
奥さん「あなた、働けるでしょ。無理よ。」
坂田「俺は働けない。もう無理だ。俺に逆らうとどうなるか体で覚えさせる必要がありそうだな。」
奥さん「わかったわよ。市役所に行ってくるわ。」
奥さんは市役所に向かいました。
坂田「ふははははー。これで生活は安泰。酒を毎日飲めるぞ。」
奥さんは市役所にやってきました。
担当者「生活保護を申請されるんですね。貯金がなく生活にお困りなら支給することができます。家賃込みで月に13万円ほどですね。」
奥さん「旦那が酒に溺れて働けないんです。」
担当者「わかりました。月に何度か訪問をして現在の生活の状況を確認します。」
奥さん「はい。わかりました。」
生活保護に手応えを感じた奥さんはお家に帰宅しました。
坂田「どうだった?」
奥さん「いい手応えだった。」
坂田「ふはっはー。これで毎日酒を飲んで暮らせるぞ。」
酒に溺れる
奥さんは市役所に呼ばれました。
担当者「お越しいただきありがとうございます。生活保護の申請結果が出ました。」
奥さん「どうなりましたか?」
担当者「生活保護の支給対象となり来月から生活保護が支給開始されます。」
奥さん「ありがとうございます。」
早速、奥さんは坂田に生活保護の申請結果を伝えました。
坂田「よーし。よくやった。お前は3万円で美味しい飯を作ればいいんだ。良いな!」
奥さん「わかったわ。」
坂田は上機嫌です。
坂田「ははっはー。生活保護だ。働く必要がなくなったんだ。酒だ酒。」
グビグビ
坂田「ぷはぁ。うめぇ。ただ酒は良いな。酒を持って来い。」
奥さん「ほどほどにね。」
坂田「口答えか?まぁいいか。生活保護も取得できたしな。ははっはー。世の中のサラリーマンは俺のために税金を納めているのだ。」
奥さん「そんなことを言ったらバチが当たるわよ。」
坂田「ははっはー。事実だけどな。」
グビグビ
坂田はお酒を毎日飲みお酒がないと禁断症状が出るようになりました。
アルコール依存症
坂田「酒を持って来い。」
奥さん「飲み過ぎてお金がないわよ。」
坂田「お前の管理が悪いからだ。」
バシーン
奥さん「痛い。」
坂田は奥さんに平手打ちを喰らわしました。坂田はしばらくお酒を飲まずにいると禁断症状が現れ始めました。
坂田「酒だ酒。酒を持って来い。言うことを聞かないとこうだぞ。」
バシーン
奥さん「痛い。お金がないのよ。働いてください。」
坂田「誰が働くか。俺は酒を飲んで生きて行くことに決めたんだ。」
しばらくすると坂田の禁断症状が強くなり手足が痺れてきたようです。
坂田「うおぉぉぉー。」
奥さん「大丈夫?」
坂田「俺はどうなってしまったんだ?うおー。」
さらに禁断症状は強くなり、救急車を呼び坂田は緊急搬送されたのです。
医師「アルコール依存症ですね。」
奥さん「やっぱり。かなりのお酒を毎日飲んでいました。」
医師「そして大きな病も発見されました。」
肝臓癌
医師「肝臓癌のステージⅣですね。転移も多く見つかり末期です。」
奥さん「そうでしたか。それは残念です。」
なんと坂田は肝臓癌に侵されていたのです。奥さんは不謹慎ですが暴力からやっと解放されると思い少しホッとしました。
坂田「酒だ。酒をくれーぃ。」
奥さん「もう無理よ。アルコール依存症だって。」
坂田「何を!俺に口答えする気か。」
バシーン
奥さん「痛い。事実よ。」
坂田は体の不調を感じ始めていました。内臓が痛み、骨にまで癌が転移して腰痛もあるようです。
坂田は痛みに苦しみ出しました。
坂田「いててて。」
奥さん「大丈夫?末期癌だって。」
坂田「くうぅ。俺も死ぬ時が来たか。せっかく生活保護を受給できたのにな。」
奥さん「お酒を飲みすぎたのよ。」
坂田「酒を持って来い。」
奥さん「まだ言うの?ここは病院。お酒は無理よ。」
坂田「痛い。」
奥さん「さあお薬を飲みましょう。」
奥さんは坂田にお薬を飲ませました。医療用の麻薬のようです。
坂田「この薬は何だ?」
奥さん「医療用麻薬だって。」
坂田「なぜ麻薬?」
奥さん「末期の肝臓癌だと医師が言っていたわ。」
坂田「麻薬で痛み止めか。俺の人生はつまらなかったな。」
奥さん「お酒を飲みすぎたのよ。」
癌が全身に転移し全身の痛みから苦しみ出し断末魔の叫びを上げました。
坂田「ぐああぁぁぁ。」
坂田の最期はあっけなかったです。
奥さん「さようなら。バカな人ね。」
今日のあとがき
私の初心者小説の第72弾はいかがでしたでしょうか?今回はお酒についての内容となりました。まだまだこれからだと思っています。また次回作もお楽しみに!
以上、【初心者小説】072.酒に溺れた男の末路、という話題でした。
体にはお気をつけ、お過ごし下さい。
病気を患っておられる方は、無理をせず自分のペースで進んでいきましょう。
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