この記事では、初心者小説の第13弾といたしまして、「総理大臣と強盗犯」をお送りします。
※この写真はイメージです。
どうもです、「HCap」を執筆しているエドゴンです。
この記事は下記のような方に向けて書いてます。
- 小説が好きな方
- 初心者小説を読んでみたい方
- 強盗に関する小説を読んでみたい方
- 手軽に読める小説を読んでみたい方
- 「HCap」に興味のある方
序章
マネヒコは大金を手にしたいと考えていました。パチンコ、競馬、デイトレーダーなどどれをやってみても一攫千金は叶いませんでした。そんなマネヒコにはある考えがありました。大金持ちの家に強盗に入ればいいのではないかと。
いつも歩いている国道の脇道を入ったところにお屋敷がありました。見るからに大金持ちそうです。マネヒコはこのお屋敷に強盗に入ることを決めました。近所のホームセンターで包丁と手袋、バッグ、変装用のマスクと帽子を購入しました。
決行当日。
マネヒコはインターネット回線の修理業者を装ってお屋敷に侵入することに成功したのです。
マネヒコは包丁を突き出しました。
マネヒコ「おとなしくしろ!言うことを聞かないと刺し殺すぞ。金を出せ、このバッグに詰めろ。」
大金持ち「ひええ。わかりました。刺さないでください。お金ならあります。」
大金持ちはバッグに言われた通りにお金を詰めました。
マネヒコ「よし。証拠は隠滅させてもらう。お前らは全員皆殺しだ!死ね。」
マネヒコはそこにいた大金持ち一家4人を持っていた包丁で殺害しました。おそらく父親、母親、幼い息子2人だったようです。奪い取ったお金は2千万円にも及びました。
総理大臣の孫家族
マネヒコは奪い取ったお金で裕福な生活を送っていました。ある日マネヒコがニュース番組で目にしたのは自分の犯した強盗殺人の特集でした。
マネヒコは衝撃の事実を目にしました。なんと襲った一家は総理大臣の孫家族だったのです。総理大臣の孫である父親、その配偶者、幼い息子2人を殺害したことになりました。
マネヒコ「よっしゃー。ざまあみろ。」
マネヒコは4人を殺害したことに罪悪感を覚えるどころか有頂天になり勝利したという気持ちで溢れました。マネヒコ「総理大臣の孫を殺してやったぜ。はっはっは。総理大臣の孫だと知っていればもっとお金を巻き上げられたかもしれないな。もったいないことをした。」
捜査
警察は今回の大事件の犯人を必ず見つけるために本気になっていました。総理大臣の孫家族ということもあり、自宅のセキュリティシステムは高性能で、防犯カメラ解析などでマネヒコの存在が浮上しました。
警察「マネヒコさんですね。警察です。」
マネヒコ「なんのようですか?」
警察「逮捕状を持ってきました。あなたを逮捕します。心当たりはありますよね。」
マネヒコは留置場に入れられ、裁判を待つことになりました。警察は証拠を次から次へと集め、マネヒコの厳罰を求めました。
その頃、総理大臣と裁判官は密会を行なっていました。
総理大臣「悲しくてたまりません。私の孫が殺されるなんて・・・許されません。しかも強盗でしょ。裁判官、お願いがあります。私のこの手で犯人に天罰を。」
裁判官「わかりました。」裁判は順調に進んでいきました。
総理大臣の怒り
裁判官「判決を言い渡す。マネヒコは強盗殺人という残虐的悪質な犯罪を行なったため、総理大臣自らの手による死刑を言い渡す。」
この瞬間、総理大臣は合法的にマネヒコを殺すことができるようになりました。
手足を十字架に縛られたマネヒコの元に総理大臣がやってきました。
総理大臣「貴様。よくも私のかわいい孫家族を殺してくれたな。許さん。許さんぞぉ。」
マネヒコ「ざまあねえな。俺のこの手で殺してやったぜ。そして奪ったお金で豪遊三昧だったぜ。」
総理大臣「減らず口だけは立派だな。拷問だ、用意しろ。これから貴様には鞭打ち100発を受けてもらう。はっはっは。苦しみ悶えるが良い。」
総理大臣は鞭を持ちマネヒコを打ちまくりました。
総理大臣「死ね。死ね。死ね。これでもくらえ。痛いかぁ。痛いかぁ。」
100発を超えても鞭打ちは終わりませんでした。総理大臣は感情を爆発させたまま興奮して頭に血が上っていました。
総理大臣「孫の痛みはこんなもんじゃないぞ。これから奥さんや子供たちと楽しく暮らしていくはずだったんだ。お前にわかるか、希望に満ちている人間が強制的に殺される無念さが。お金がそんなに欲しいか?」
総理大臣はお金をマネヒコに見せつけました。
総理大臣「これがお前が欲しがっていたお金だ。どうだ?欲しいか。まあ貰ったところでお前はこのまま死ぬんだけどな。はっはっは。」
マネヒコ「お金を奪ったことよりも、てめえの親族を殺せたことが俺の誇りだぜ。総理大臣かなんだか知らねぇが、お前のその偉そうな態度が気に食わなかったんだ。」
総理大臣「次だ。減らず口を叩けなくしてやる。」
総理大臣は包丁を手に取りました。
総理大臣「貴様がこの包丁で孫をやったんだ。お前にも味合わせてやる。死ね死ね死ねー!」
総理大臣はマネヒコの手足を切り裂きまくりました。手足は骨でかろうじて繋がっていました。
マネヒコ「死ぬ前にてめぇの悔しそうな顔が見れて嬉しかったぜ。」
総理大臣「まだ言うかー。許さん。許さんぞぉ。総理大臣様に逆らうとどうなるか思い知らせてやる。」
総理大臣はマネヒコの心臓を貫きました。血が満ち溢れました。総理大臣は満面の笑みを見せ、マネヒコは息絶えました。総理大臣「がっはっは。おもいしったか。俺様の勝ちだ!」
上級国民
総理大臣はマネヒコに制裁を加えました。しかし総理大臣は逮捕されません。マネヒコを殺害したという事実には変わりがありませんが、誰も総理大臣には罰則を与えません。
裁判長の判決にもあったように、「総理大臣自らの手による死刑を言い渡す」とあります。マネヒコは死刑判決を受けたわけですが、総理大臣次第ではどんな死刑の形でも良いということでした。
総理大臣はマネヒコに拷問をしたのです。これは上級国民にのみに与えられた特権でした。誰も総理大臣を責めません。しかしこんなことをしたところで被害者は帰ってこないのです。総理大臣は恨みを晴らせて、さぞ気持ちが良かったことでしょう。今後、マネヒコのような強盗犯が現れないことを祈りたいですね。また総理大臣は性格が悪すぎますね。
今日のあとがき
私の初心者小説の第13弾はいかがでしたでしょうか?今回は強盗についての内容となりました。まだまだ小説については勉強中です。また次回作もお楽しみに!
以上、【初心者小説】013.総理大臣と強盗犯、という話題でした。
体にはお気をつけ、お過ごし下さい。
病気を患っておられる方は、無理をせず自分のペースで進んでいきましょう。
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