この記事では、初心者小説「AI屋台シリーズ」の第4弾といたしまして、「ゴッドグローブ」をお送りします。
※この写真はイメージです。
どうもです、「HCap」を執筆しているエドゴンです。
この記事は下記のような方に向けて書いてます。
- 小説が好きな方
- 初心者小説を読んでみたい方
- 最先端技術のAIについての小説を読んでみたい方
- 手軽に読める小説を読んでみたい方
- 「HCap」に興味のある方
序章
岸川「俺は岸川。凄腕敏腕医師と呼ばれている。医師になり20年、難解手術を数多くこなし、経験は豊富だ。そんな中、脳の疾患を抱えた女の子が入院してきた。」
母親「もう大丈夫よ。岸川先生に見てもらえればきっと治るわ。」
女の子「うん。」
岸川「この女の子は世界中の名医に診てもらってきたが手の施しようがないほどの状況だった。脳の細かい血管に疾患があり、普通の人間では手術はできないとされていた。そして最後の砦ということで俺のところにまわってきたと言うわけだ。」
女の子は何も治療をしなければ、いつ脳の血管が破裂してもおかしくない状態だった。
岸川「女の子の精密検査を実施する。用意を頼む。」
岸川は部下に精密検査をするように命じた。その後、2日ほどで精密検査が終わり、その結果を家族に説明することとなった。
岸川「病状はかなり深刻です。手術も大変難しいです。命の保証がありません。それでも手術をしますか?」
父親母親「はい。お願いします。このままほっといても死ぬだけなら希望を、岸川先生に全てを託します。」
岸川「わかりました。」
手術拡大鏡
岸川は病院からの帰り道、AI屋台を発見した。
岸川「なんだ?こんなところに屋台なんてあったっけ?」
岸川はAI屋台に吸い寄せられるように入っていった。
エドゴン「いらっしゃいませ。AIスキャンをしてみますか?今のあなたに必要なアイテムができますよ。」
岸川「それはすごい!ぜひ頼むよ。」
びろろろろーん!!
わずか3分ほどでAIスキャンは終わった。
エドゴン「手術拡大鏡でございます。」
岸川「なんですか?それは。」
エドゴン「それは使ってみて体感していただくしかございません。」
岸川「おそらく名前からして手術の時に細かい血管まで見えるようになる鏡ということなのか?いくらなんだい?」
エドゴン「1万円でございます!」
岸川「商売上手だね。わかったよ、買うよ。」
エドゴン「お買い上げありがとうございます。」
岸川は早速、手術拡大鏡を使ってみた。
岸川「これはすごく良く見えるぞ。とても手術がしやすい。例の女の子の手術でも使えそうだが、手の震えが命取りになるから、手術は困難を極めるだろう。」
岸川は例の女の子の手術は少しの震えも許されない繊細な手術になることはわかっていた。
ゴッドグローブ
岸川は再びAI屋台を発見した。
岸川「エドゴンさん、手術拡大鏡すごかったよ。あれは画期的なアイテムだ。そこで相談なんだが、手術中に手の震えがなくなるようなアイテムは売ってないのかい?」
エドゴン「それではAIスキャンを再び受けられますか?今のあなたに必要なアイテムが出現しますよ。」
岸川「もちろんだ!」
びろろろろーん!!
わずか3分ほどでAIスキャンは終わった。
エドゴン「これは!ゴッドグローブでございます。」
岸川「神の手袋という意味か?これで手の震えがなくなるのか?いくらなんだい?」
エドゴン「1,000万円でございます!」
岸川「・・・高いな。でも買うよ。」
エドゴン「お買い上げありがとうございます。」
岸川「少し高かったがきっとすごいグローブに違いないぞ。早速手術で使ってみるか。」
そして岸川はゴッドグローブを使って手術をしてみた。その名の通り神の手袋。手の震えどころか、グローブが勝手に動くような感覚でグローブにまるで意思があるようだ。
岸川「すごすぎる手袋だ!手の震えも全くない。例の女の子の手術を手術拡大鏡とこの手袋でやってみるか。」
例の女の子の手術
岸川は例の女の子の脳の血管手術の日程を決めました。両親には丁寧に説明をしました。
岸川「私にお任せください。絶対に手術は成功させて見せます。」
両親「よろしくお願いします。」
世界中の名医が手の施しようがない症例の手術が始まった。この手術を成功させれば岸川はその名を世界に広めることができるだろう。
岸川「なんて細かいんだ。これは大変な手術になるぞ。」
岸川は手術拡大鏡を使い、脳血管を見えるようにした。そしてゴッドグローブを装着した。手術の準備は万端だ。
岸川「メス!」
看護師「はい。」
手術は順調に進んでいった。
岸川「このゴッドグローブは凄すぎる。ゴッドグローブが自らの意思で動いているように感じる。なんていうすごいアイテムを手に入れたんだ。医師の私にピッタリだ。」
難解な手術は無事に終了した。
岸川「もう大丈夫でしょう。脳の血管を修復しておきました。」
両親「ありがとうございます!」
手術依頼
岸川は世界中の凄腕医師が診ても救えなかった脳の細かい手術を成功させ、その名を世界中にとどろかせた。
医師A「岸川ドクターはすごいんですね。」
医師B「あの手術を成功させるとはなんというゴッドハンドなんだ。」
医師C「細かい脳血管をどうやって見たというんだ。奇跡だ。」
岸川に手術をしてもらえれば、どんな深刻な病気をも治せるという噂は瞬く間に世界中に広まった。岸川には世界中から手術依頼が殺到したという。
なぜAI屋台が岸川を選んだのかは定かではないが、人工知能が最適解を求めていたことは確かである。
今日のあとがき
私の初心者小説のAI屋台シリーズの第4弾はいかがでしたでしょうか?今回は医師についての内容となりました。まだまだこれからだと思っています。また次回作もお楽しみに!
以上、【初心者小説】AI屋台 第4話「ゴッドグローブ」、という話題でした。
体にはお気をつけ、お過ごし下さい。
病気を患っておられる方は、無理をせず自分のペースで進んでいきましょう。
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