【初心者小説】AI屋台 第17話「幸運のお守り」

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この記事では、初心者小説「AI屋台シリーズ」の第17弾といたしまして、「幸運のお守り」をお送りします。

※この写真はイメージです。

どうもです、「HCap」を執筆しているエドゴンです。
この記事は下記のような方に向けて書いてます。

  • 小説が好きな方
  • 初心者小説を読んでみたい方
  • 最先端技術のAIについての小説を読んでみたい方
  • 手軽に読める小説を読んでみたい方
  • 「HCap」に興味のある方
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序章

西尾「俺は西尾。平凡なサラリーマンである。競馬が趣味で、時間があれば競馬場に足を運んでいる。趣味と言っても負けることが多くて、いつも損をしている。」

今日も西尾は競馬場に足を運んでいた。

西尾「今日は仕事で嫌なことがあった。競馬で鬱憤を晴らすぞ。いけー、そこだー。」

西尾は今日も競馬で負けてしまった。会社の帰り道や休日など、西尾は競馬にのめり込んでいた。

そして給料日になった。

西尾「ふはははは。待ちに待った給料日だ。嫌な仕事をしてきたご褒美だ。競馬だ競馬。この給料の半分を使って大勝負をするぞ。」

西尾はATMで給料の半分を引き出し、競馬場へ向かった。

メインレースを入念にチェック。競馬新聞を購入し分析を開始。西尾の競馬のレベルは決して高くはなく、競馬新聞を読んでいる自分に酔いしれているだけだった。

西尾は目をつけたメインレースの馬券を購入した。

西尾「メインレースは2→4→6の三連単で決まりだ。給料の半分の10万円を1点がけ。ふっはっは。当たれば万馬券で1千万以上は確定だ!」

そしてレースがスタートした。

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大負け

メインレースは序盤は西尾が予想した通りの馬が先頭を走った。

西尾「いけーーー。これで俺は1千万を手にするのだぁぁ。」

最終コーナーを周り現在の順番は2→4→6だ。

西尾「ぐおぉぉぉー。キタキタきたー。」

解説「ゴール!!3着が僅差でしたね。1着は2番、2着は4番、3着は6番か8番でした。ビデオ判定ですね。」

西尾「3着が6番だったら1千万!すごい!来い来い来い。」

解説「結果が出ました。3着は8番でした。」

西尾はあと一歩のところで大当たりを逃した。

西尾「ぐおおお。終わったぁぁー。」

西尾はハズレ馬券を空に向かって投げ飛ばした。

ドッカーン。

西尾は近くのベンチを蹴り飛ばした。西尾は自分の足のダメージの方が大きいと悟った。

西尾「ちいぃぃ。給料の半分の10万円で1ヶ月間も耐え忍ぶしかないのか。苦しい。実に苦しい。」

幸運のお守り

競馬場からの帰り道。

西尾「おお、こんなところに屋台なんてあったのか。チッ、仕方がない飯でも買って帰るか。」

エドゴン「いらっしゃいませ。」

西尾「何か食べ物はあるか?」

エドゴン「AIスキャンをすれば今のあなたにふさわしいアイテムが出現します。」

西尾「なんだそりゃ。聞いたこともないな。すぐに終わるのか?」

エドゴン「3分ほどでAIスキャンできます。」

西尾「3分くらいならいいか。おそらく食べ物が出てくるに違いねぇな。」

びろろろろーん!!

わずか3分ほどでAIスキャンは終わった。

エドゴン「おおこれは。幸運のお守りでございます。」

西尾「なんだそりゃ。」

エドゴン「お買いになった方だけが効果を体感できます。」

西尾「で、いくらなんだい?」

エドゴン「1万円でございます。」

西尾「俺は競馬で大負けをしたんだ。1万円も払えるわけがないだろう。でも幸運のお守りという名前からしてきっと競馬で大当たりを狙えるアイテムなのかも知れねえな。1万円は痛いが神にもすがりたい気分だ。わかったよ。買うよ。」

エドゴン「お買い上げ、ありがとうございます。」

連勝街道

西尾は早速購入した幸運のお守りの効果を確かめたくなり、残りの給料9万円を持って競馬場に足を運んだ。

西尾「頼むぜ、幸運のお守りよ。」

早速西尾は馬券を購入した。

西尾「いけーーー。そこだぁぁ。」

西尾の馬券は見事に的中。

西尾「ヒャッホーイ。」

次のレースも馬券を買って見事に的中した。

西尾「あれほど当たらなかった競馬が嘘のように当たるようになったな。そうか、幸運のお守りとは競馬に見事的中するという必勝のお守りだったんだ。凄すぎるぜ。」

1日が終わり。

西尾「今日は素晴らしい成果が上がったぞ。9万円が30万円になった。ふはははは。居酒屋で祝杯だ。俺は天才勝負師だ。」

お守りが

西尾はお酒に酔いふらふらだ。

西尾「勝利の祝杯がこんなにも良いものだとは。競馬でもっと勝つぞー。この幸運のお守りのおかげだな。」

ドスン。

西尾は壁にぶつかった。その勢いで手に持っていた幸運のお守りが流れが急なドブに落ちてしまった。

西尾「ああ、俺のお守りが。」

流れが急なため幸運のお守りは一瞬のうちに見えなくなってしまった。

西尾「まあいっか、元は取れたし、今日は大勝ちしたし。」

西尾は幸運のお守りを諦めてしまった。

家に帰った西尾は倒れるように眠りについた。

翌日。

西尾「ちくしょお。幸運のお守りをなくしてしまった。かなり酔っ払っていた。こうなったら実力で勝負だ。」

実力勝負

西尾は幸運のお守りをなくしたが、競馬場に足を運んでいた。

西尾「あんなお守りなんかなくても俺は勝てるはずだ。いざ勝負!」

西尾は競馬に昨日の勝ち分を賭けていった。がしかし、幸運のお守りを無くした西尾には競馬で当たりを出す力はなかった。

西尾「ちくしょお。ちくしょお。幸運のお守りさえあれば。昨日は浮かれ過ぎた。」

西尾は負け続けた。

西尾「昨日の大勝ちが嘘のようだ。ついにお金がなくなってしまった。ちっ。」

西尾は舌打ちをしたがもう後戻りはできなかった。お金を無くした西尾は仕方なく仕事をするしかなかった。

今日のあとがき

私の初心者小説のAI屋台シリーズの第17弾はいかがでしたでしょうか?今回は競馬についての内容となりました。まだまだこれからだと思っています。また次回作もお楽しみに!

以上、【初心者小説】AI屋台 第17話「幸運のお守り」、という話題でした。

体にはお気をつけ、お過ごし下さい。
病気を患っておられる方は、無理をせず自分のペースで進んでいきましょう。

初心者小説
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この記事を書いた人

HCap(エイチキャップ、ハンディキャップ)を運営しているedogonと申します。
統合失調症を患い3年間入院をしていました。現在は退院し、精神障害者向けグループホームに入居しました。障害年金2級を受給しています。生活費4万、借金返済2万で節約生活を実践!統合失調症やグループホームについての体験談をブログやYouTube、ツイッターで情報発信しています。就職せずに起業をします!!

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