この記事では、初心者小説の第14弾といたしまして、「精神病薬 食べ過ぎ副作用」をお送りします。

※この写真はイメージです。
どうもです、「HCap」を執筆しているエドゴンです。
この記事は下記のような方に向けて書いてます。
- 小説が好きな方
- 初心者小説を読んでみたい方
- 精神病薬に関する小説を読んでみたい方
- 手軽に読める小説を読んでみたい方
- 「HCap」に興味のある方
序章
東豪くんは会社員。32歳です。スリムですらっとしています。
ある日、東豪くんは会社で幻聴を耳にしました。これが不幸の始まりでした。
幻聴「お前は無能だ」
東豪くん「誰だ?」
幻聴「お前は無能だ」
東豪くん「テメェか!」
東豪くんは後輩の社員が近くにいたので、その後輩社員が自分に向かって「お前は無能だ」と言っていると勘違いをしたのです。
東豪くん「もう一回言ってみろ」
幻聴「お前は無能だ」
東豪くんの怒りが爆発しました。後輩にそんなことを言われる筋合いがなかったためです。
東豪くん「許さん」
東豪くんは後輩に殴りかかりました。後輩はその場でボコボコにされたのです。
駆けつけた警察官に興奮をしている東豪くんは抵抗をしましたがそのまま逮捕されました。そして会社は休職することになったのです。
精神病院への入院
東豪くんは警察官に事情を話しました。それは悪口ではなく統合失調症の症状の幻聴だと聞かされ、東豪くんは愕然としました。
警察官に精神病院に連れて行かれてそのまま強制入院をすることになりました。
閉鎖病棟でジプレキサ(精神病薬)を処方され飲んだら落ち着きを取り戻し、穏やかな気分になりました。
お薬を飲みしばらくすると何故かはわかりませんがお腹が異常に空いてきました。
東豪くん「何か食べ物はありませんか?」
看護師「ありません。」
東豪くん「お腹が異常に空くのですが。」
看護師「それはジプレキサの副作用です。ジプレキサを飲むとお腹が異常に空いてきます。我慢しなさい!」
東豪くんはお腹が空くことを我慢し続けました。きつい、辛い副作用ですが我慢をするしかなかったため、我慢をしていました。
しばらくすると開放病棟への移動が主治医から許可され、移動をすることになり、退院の光が見えてきました。開放病棟では外出もできるので、閉鎖病棟と比べたら自由な時間が増えました。
食べ過ぎ副作用
開放病棟なので東豪くんは自由です。自由なので何をするのかを考えた東豪くんはまずは食べ物を探しました。お腹が空いてどうしようもなかったためです。外出をしてみた東豪くんは近くにコンビニを発見しました。
東豪くん「よしここだ!まずはポテトチップス、そしてカップラーメン、クッキーもいいな。唐揚げも。甘いものも買わなくちゃ。チョコレート、あんまん、シュークリーム、アイスクリーム、ジュース3本、ふふふ、いいないいな。」
東豪くんはるんるん気分になりました。長い間閉鎖病棟にいて食べたくても我慢をしなければならなかったため、我慢のしすぎがリバウンドを生み出しました。
東豪くんは早速病院に戻りコンビニで購入したものを食べていきました。食べることがこんなにも幸せなことだったなんて、改めて噛み締めました。そしてわずか数分で全てを食べ終わりました。
東豪くんはサラリーマンとして働いていたためお金ならありました。だからこのコンビニでの食べ物、飲み物の爆買い行動を続けていきました。
ジプレキサの副作用がここまできついものだとは飲んだ本人にしかわかりません。
カロリー制限
とある診察の日。
主治医「最近太ってきたね。それ以上太ると生活習慣病にかかるぞ!ダイエットをしましょう。」
東豪くんはコンビニでの爆買いを3ヶ月間も続けて体重が30kgも増えていたのです。ボヨンとした体になっていました。
東豪くん「大丈夫です。」
主治医「大丈夫じゃないね。これからはカロリー制限を3食の食事に掛けます。ご飯は小盛り。」
東豪くん「そんなぁ。」
主治医「そしてコンビニで爆買いしているそうじゃないか。看護師さんが何度も目撃しているよ。よって小遣い制にして好きなだけお金を使えなくします。毎月3,000円まで。」
東豪くん「先生、それはあんまりです。お金は自分のものです。コンビニは私の日課、楽しみです。先生は私から楽しみを奪うのですか?」
主治医「だめだね。入院中は病院のルールに従ってもらうよ。」
そしてカロリー制限の日々がやってきました。辛い辛い毎日。楽しいコンビニでのお買い物もお小遣いの3,000円をすぐに使い切り、お金は全くありません。そしてコンビニを我慢して5日が過ぎた頃、東豪くんはよからぬ行動をする計画を立てました。
東豪くん「お腹が減って仕方がない。どうすれば・・・そうだあんなところにお菓子があるじゃないか。」
それは同じ病室の別患者Aさんの棚でした。Aさんの棚にはお菓子がたくさん並べられていました。
東豪くん「ふっふっふ。」
閉鎖病棟で隔離
ついにやってしまいました。東豪くんはAさんのお菓子を盗んだのです。そしてわずか1分で食べてしまいました。
翌日、またAさんの棚からお菓子を盗みました。東豪くんは盗む瞬間のドキドキ感がクセになりました。何度も繰り返していくうち、Aさんが異変に気づきました。看護師さんがやってきて何が盗まれたのかをAさんに聞いていました。
そんなことはお構いなし、チャンスさえあれば盗みをしていました。そしてついに盗んだ瞬間を看護師さんに目撃されたのです。
看護師「お前か!泥棒は。何回やった?」
東豪くんはついに窃盗をしていたことがバレてしまいました。
東豪くん「ふん。お小遣い制なんか始めたのが悪いんだ。俺は何も悪くはない。何がお小遣い3,000円だ。ふざけるな。俺のお金だぞ。主治医かなんだか知らねぇが、俺に命令をするな。入院をさせたのが悪いんだ。」
看護師「あなたが食べすぎたのがいけないんでしょ。」
東豪くん「そんなものは人の自由だろうが。退院したらダイエットもして痩せる予定だったんだ。俺が盗みをしたのはあの主治医のせいだからな、俺には関係ねぇ。」
東豪くんは今にも暴れ出しそうだったのでガタイのいい看護師たちが集まってきました。主治医もやってきました。主治医がその場で判断を下し、東豪くんは捕まり、閉鎖病棟の隔離室へと移動になりました。
東豪くん「ぐおぉぉ。ぬおぉぉ。俺を閉じ込めるな。許さん。許さんぞぉ。主治医のやろう。出たらタダじゃおかねぇ。」
東豪くんは隔離室で大声を出し暴れ回っています。ドアや壁を叩き、その音は隔離室全体に響き渡りました。その後の東豪くんがどうなったのかは定かではありません。
今日のあとがき
私の初心者小説の第14弾はいかがでしたでしょうか?今回は精神病薬についての内容となりました。まだまだ力不足ですね。また次回作もお楽しみに!
以上、【初心者小説】014.精神病薬 食べ過ぎ副作用、という話題でした。
体にはお気をつけ、お過ごし下さい。
病気を患っておられる方は、無理をせず自分のペースで進んでいきましょう。
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