【初心者小説】AI屋台 第5話「奇跡のバット」

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この記事では、初心者小説「AI屋台シリーズ」の第5弾といたしまして、「奇跡のバット」をお送りします。

※この写真はイメージです。

どうもです、「HCap」を執筆しているエドゴンです。
この記事は下記のような方に向けて書いてます。

  • 小説が好きな方
  • 初心者小説を読んでみたい方
  • 最先端技術のAIについての小説を読んでみたい方
  • 手軽に読める小説を読んでみたい方
  • 「HCap」に興味のある方
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序章

佐藤「俺は佐藤。プロ野球選手である。プロ野球選手と言っても年俸400万円の補欠選手で、なかなか試合で結果を出せずにいた。守備はレフトである。」

今日は2軍の試合の日、佐藤は代打で打席に立った。

佐藤「よし、ここで活躍して認めてもらうぞ。」

バシュー。

審判「ストライーク」

佐藤「まだまだぁ。」

バシュー。

審判「ストライークツー」

佐藤「次こそは打つ。」

バシュー。

審判「ストライーク!バッターアウト。」

佐藤は代打のチャンスを棒に振った。打率は1割台。誰が見ても弱小バッターであった。

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奇跡のシューズ

佐藤は練習の帰り道、AI屋台を発見した。

佐藤「こんなところにこんな屋台があっただろうか?」

エドゴン「いらっしゃいませ。」

佐藤「何が売られているんですか?」

エドゴン「ここはAI屋台。お客様の体をスキャンし、今のお客様に必要なアイテムを作り出すことができます。スキャンをしますか?」

佐藤「じゃあ、せっかくなんでお願いします。」

びろろろろーん!!

わずか3分ほどでAIスキャンは終わった。

エドゴン「これは!奇跡のシューズでございます。」

佐藤「どんなシューズなんですか?」

エドゴン「それは使ってみて実際に体感していただきます。」

佐藤「いくらですか?」

エドゴン「5,000円でございます。」

佐藤「わかりました。買いましょう。」

エドゴン「お買い上げありがとうございます。」

佐藤は奇跡のシューズを購入した。そして翌日の試合で早速奇跡のシューズを履いてみた。フォアボールで1 塁に出ることに成功した佐藤はサインの通り盗塁をしてみた。2塁上で佐藤のスライディングが炸裂。

ザザー。

タイミング的にはアウトでしたが佐藤のスライディングで相手チームのセカンドのミスを誘った。

佐藤「すごい!無意識的にスライディングをしたが、あんなにも相手チームの選手に威圧感を与えるとは。そうかなるほど、奇跡のシューズとは、相手チームの選手に威圧感を与えることができるシューズだったんだ。」

その後も佐藤はスライディングを駆使して、盗塁成功率を上げていった。

奇跡のバット

佐藤は再びAI屋台を発見した。

佐藤「エドゴンさん!この前のシューズとても良かったですよ。盗塁成功率が飛躍的に上昇しました。」

エドゴン「それはよろしゅうございます。もう一度、AIスキャンをしていかれますか?」

佐藤「またスキャンを受けてもよろしいんですか?」

エドゴン「もちろんでございます。」

佐藤は再びAIスキャンを受けてみた。

びろろろろーん!!

わずか3分ほどでAIスキャンは終わった。

エドゴン「おお、これは!奇跡のバットでございます。」

佐藤「奇跡のバット!すごい!きっと奇跡が起きるんだ。おいくらですか?」

エドゴン「10万円でございます。」

佐藤「10万円か。確かに高すぎるけど、きっと奇跡のシューズのようにすごいアイテムだと思うし、わかりました、奇跡のバット、買います!」

佐藤は奇跡のバットを購入し、早速翌日の試合から使用することにした。

奇跡のバットの効果

佐藤は奇跡のバットを持って代打のチャンスで打席に立った。緊張をしてはいたがこのチャンスをものにしたいと思っていた。

フルカウント後の6球目。

カキーン

佐藤は打ちました。三遊間を破るシングルヒット。地味ではありますが打点1をマークしました。

佐藤「すごい、これが奇跡のバットの効果なのか。ボール球に自然に無反応になったような感触だった。そして最後のボール。運よく三遊間に転がった。奇跡のバットとは、ボール球の見極めができるようになり、さらに打った球が守備の間に飛びやすくなるバットだったんだ。」

奇跡のバットを使うようになってから、代打での成績も飛躍的に上昇していった。代打での打率もついに3割を超えた。また奇跡のシューズの効果もあり盗塁も成功確率が上がってきた。

佐藤「よーし、順調だ。この調子で行くぞ。」

佐藤の最近の成績を見て2軍監督が佐藤に言ってきた。

2軍監督「佐藤、1軍に行けるぞ。」

佐藤「本当ですか!」

2軍監督「最近の佐藤の成績は見違えるようになったな。素晴らしいぞ!これなら1軍でも通用するだろう。どうだ?行ってみるか?」

佐藤「はい、1軍に行ってみたいです。」

2軍監督「よく言った!1軍での活躍も楽しみにしている。」

佐藤「はい。」

佐藤は1週間後、1軍へと昇格した。1軍の晴れ舞台、佐藤は気合を入れた。

1軍での活躍

佐藤は1軍で代打で起用された。初めての1軍の打席。

シュー。

さすが1軍の投手の投げる球は格が違う。佐藤は奇跡のバットのお陰で見極めができている。

佐藤「打つぞ!」

シュー。

カキーン。

実況「これは鋭い打球。レフト前ヒット!佐藤、1軍の初打席で結果を残しました。2軍のその勢いのまま1軍での初打席だったわけですが、見事でした。」

佐藤「よし!さすがは奇跡のバット。ボールの見極めが鋭い。そして勢いのある打球を飛ばせるのだ。」

佐藤は1軍での成績をぐんぐん伸ばしていった。打率は3割をキープし、打点もヒット数に釣られて増えた。盗塁もたまにではあるが成功させている。

佐藤は1軍の代打で活躍をすることができた。たまにではあるが先発で起用されることもあった。そして1年のシーズンが終了した。

佐藤の年俸は400万円から2,000万円に跳ね上がった。AI屋台がなぜ佐藤を選んだのかは定かではありませんが、AIが最適解を導き出した結果なのでしょう。佐藤はその後も活躍を続けた。

今日のあとがき

私の初心者小説のAI屋台シリーズの第5弾はいかがでしたでしょうか?今回は野球についての内容となりました。まだまだこれからだと思っています。また次回作もお楽しみに!

以上、【初心者小説】AI屋台 第5話「奇跡のバット」、という話題でした。

体にはお気をつけ、お過ごし下さい。
病気を患っておられる方は、無理をせず自分のペースで進んでいきましょう。

初心者小説
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HCap(エイチキャップ、ハンディキャップ)を運営しているedogonと申します。
統合失調症を患い3年間入院をしていました。現在は退院し、精神障害者向けグループホームに入居しました。障害年金2級を受給しています。生活費4万、借金返済2万で節約生活を実践!統合失調症やグループホームについての体験談をブログやYouTube、ツイッターで情報発信しています。就職せずに起業をします!!

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