この記事では、統合失調症の陽性症状である幻聴についてみていきます。
※この写真はイメージです。
どうもです、「HCap」を執筆しているエドゴンです。
この記事は下記のような方に向けて書いてます。
- 統合失調症の幻聴とはどんな症状なのか知りたい方
- 統合失調症の治療方法や再発しやすいことについて知りたい方
- 活用できる制度、困ったときにどうすれば良いのか知りたい方
- 「HCap」に興味のある方
この記事の結論から先にお伝えすると、結論は以下の通りです。
本日は、前半では統合失調症の幻聴とはどんな症状なのか、中盤では統合失調症の治療方法や再発しやすいことについて、後半では活用できる制度、困ったときにどうすれば良いのか、お送りします。
統合失調症の幻聴とはどんな症状なのか
さてまずは統合失調症の幻聴とはどんな症状なのかについてみていきましょう。
統合失調症の幻聴とは?
統合失調症は精神疾患です。陽性症状と陰性症状があります。統合失調症には様々な症状があり、幻聴、幻覚、被害妄想、陰性症状などがあり、その中で幻聴は陽性症状に分類されていますね。
統合失調症の初期症状として幻聴は感じられることが多いです。早期に病気に気づくことが大切ですね。幻聴が聞こえたと思った段階で精神科を受診することが大切です。やせ我慢をすると症状はどんどん悪化していくでしょう。
幻聴とはどんな症状なのか?
幻聴は誰もいないのにどこからともなく声が聞こえてきます。一人でお部屋にいる時や、通勤中、通学中、職場、学校、飲食店で食事中などです。頭の中に響いてくるような感じで聞こえることもあります。
幻聴が聞こえたときに周囲に人がいると、まるでその人が自分に向かって言ったような錯覚を覚えることがあり要注意です。その人に八つ当たりをしないように気をつけましょう。冷静になることが大切です。
幻聴の声の特徴やどんなことを言われるのか?
私の場合ですが、幻聴の声の主は成人男性や成人女性が多いです。子供の声やお年寄りの声は聞こえてきませんね。また動物の鳴き声や、騒音なども聞こえてきません。救急車のサイレンの音が幻聴として聞こえる場合があります。
幻聴には「仕事をしろ」「お前が悪い」「刑務所へ行け」「思い出せ」「待っている」などなど命令されることが多いです。放置をすれば精神状態がどんどん悪化していくので注意が必要です。
幻聴は気のせいなのではないですか?
気のせいではありません。1日だけだったら気のせいで終わるかもしれませんが、統合失調症の特徴として長く症状が続く傾向があります。1週間も幻聴が続けば統合失調症を疑った方が良いでしょう。
統合失調症の治療方法や再発しやすいことについて
さてここからは中盤戦で統合失調症の治療方法や再発しやすいことについてみていきましょう。
統合失調症の治療方法について
統合失調症は早期発見が最重要です。少しおかしいと思ったらすぐに精神科を受診しましょう。おかしな声が聞こえるとか、被害妄想が膨らみイライラしてきたなどの症状は危険です。心療内科でも良いでしょう。
治療方法はお薬での治療がメインになります。診察の際に症状を詳しく主治医に伝えることが必要ですね。処方されたお薬はお薬カレンダーで管理をして飲み忘れをすぐに発見できるように工夫をしましょう。
私の場合は、症状を感じてもやせ我慢を繰り返しひたすら耐えていました。これでは早期発見はできず、症状はどんどん悪化して行きました。放置をするとパニックに陥り精神病院へ入院をする事態になり得るでしょう。
再発しやすいことについて
統合失調症は再発しやすい病気です。お薬を飲み症状が安定してきたと思ってもお薬の服薬をやめてはいけません。主治医と相談をして少しづつお薬の量を減らしていくのが一般的です。いきなりゼロにするのは危険ですね。
そして治ったと思っても再発をする可能性が高いです。再発をさせないためにもお薬を飲み続けるのが重要ですね。良くなったと思っても少量は飲み続けた方が無難です。それも主治医と良く話し合いましょう。
精神病院への入院も検討する
お薬を飲まずにいると統合失調症の症状が過酷になって行きます。パニックに陥る危険性もありますね。その場合、精神病院に強制的に入院をすることになります。しかも閉鎖病棟に行くことになるでしょう。病棟から出られずずっと病棟で過ごすことになります。
そうならないためにもお薬をしっかり普段から飲むことが重要です。お薬を飲んでいても症状が強く現れる場合は、主治医と相談をしてお薬の増量や精神病院へ一時的に入院をしても良いかもしれません。
お薬を飲んで薬漬けになるのは嫌ですね。
お薬は統合失調症の治療には必要です。病気になってしまったことは仕方がありません。お薬をしっかり飲み病気の症状をコントロールできれば普段の生活が送れるようになります。薬漬けになるという考え方は持たない方が良いでしょう。お薬を飲むのを辞めてしまう危険性があるためです。
活用できる制度、困ったときにどうすれば良いのか
さてここからは後半戦で活用できる制度、困ったときにどうすれば良いのかについてみていきましょう。
精神障害者になったら活用できる制度
統合失調症にかかり幻聴が聞こえてくると精神状態が悪くなっていきます。同時に被害妄想も確認できます。このような状況で就職をするのは自殺行為と言えるでしょう。金銭的に困らないように障害年金を受給することができます。
また障害者手帳の取得もできます。障害者手帳は電車やバスの割引、映画館がいつでも1,000円など、様々なサービスを割引価格で利用することができます。またハローワークで障害者登録をすることで障害者雇用の求人に応募することもできるようになります。
障害者控除を利用することで税金を安くできたり、グループホームに安く住むこともできます。グループホームの家賃は国から補助されて自己負担がかなり少なくなっています。また公共の住宅に応募することもできるようになりますね。
障害年金の受給について
精神障害者になってしまったら障害年金を受給しながら生活をすると安心できます。なかなか働くことは難しい場合が多いと思います。障害年金を受給することで定期的にお金が振り込まれるようになります。
障害年金は偶数月の15日に2ヶ月分がまとまって入金されます。うまく活用して統合失調症の治療を継続しましょう。症状が軽快し「もう大丈夫」となってから就職活動をすれば良いと思います。無理だけはしないようにしましょう。
障害年金は人によりますが数年おきに更新をする必要もあるため、老後まで受給が約束されているものではありません。障害の程度が軽くなったら受給はできなくなります。頼りすぎないようにしましょう。
困ったときにどうすれば良いのか
統合失調症で困った時には誰かに相談をするのが良いと思います。家族が一番良いと思います。事情があり、家族がいないとか、険悪である場合は、主治医や友達、生活支援者などに相談をするようにしましょう。
相談をすれば統合失調症の症状が緩和される可能性があります。病気などの悩みを誰かに聞いてもらうことが大切ですね。私は家族がいないため友達や訪問看護の担当看護師に相談をすることがあります。
就職がしたい場合はどうすれば良いでしょうか。
統合失調症と診断されている場合は、主治医に相談をして、病気の症状が緩和され就職ができる状態であると認められれば就職活動をしても良いと思います。症状がなくなっている場合や軽微である場合は就職をすることができるでしょう。無理だけはしないように気をつけましょう。
最後に
最後に本日の行動プランと今日のあとがきをお届けします。
本日の行動プラン
さて本日の行動プランですが「早期に精神科を受診しましょう」です。統合失調症は誰にでもかかる可能性のある病気です。「自分は大丈夫」と過信をしないように注意をしましょう。幻聴がある日突然聞こえてくる危険があります。
特にストレスを感じている日が続くと発症する確率も高くなるでしょう。仕事のやりすぎや人間関係のいざこざにも注意をしましょう。ストレスの発散も上手にできると良いと思います。
今日のあとがき
本日は久しぶりにブログの記事を更新しました。内容は陽性症状の幻聴についてでした。文字数を多くして装飾も変更しています。これからは更新頻度は落ちますが内容を充実してお届けしていきたいと思います。
以上、統合失調症の陽性症状である幻聴とは一体どんな症状なのか?【体験談】、という話題でした。
体にはお気をつけ、お過ごし下さい。
病気を患っておられる方は、無理をせず自分のペースで進んでいきましょう。
コメント